2015/04/21

【興味津々】関東学院大生40人が“生”の建設現場で「鉄骨建て方」を見学 神建協横浜ら

神奈川県建設業協会横浜支部(松尾文明支部長)と横浜市は17日、松尾工務店JVなどが施工中の金沢区総合庁舎改築工事(第1工区建築工事)に関東学院大の学生ら約40人を招き、「鉄骨建て方研修」を実施した=写真。身近にある建設現場の見学などを通し、ものづくりやまちづくりの役割を伝え、“生”の建設現場を体験する学生に学習の質向上や今後の就職活動に生かしてもらうのが狙い。

 研修に先立ち、松尾支部長は建設業界の現状を説明した上で、震災復興など「いざという時に一番役立つのは建設業だ」と述べ、「若い人たちに建設業を知ってもらい、ものづくりのおもしろさやダイナミズムを感じてもらいたい」とあいさつした。同大の渡部洋准教授は今回の研修について、「非常に貴重な機会を設けていただいた」と感謝した上で、「安全に留意するのでよろしくお願いしたい」と話した。
 現場所長を務める松尾工務店の大越巨建築部主任が工事概要や施工方法・手順などを説明した後、生徒たちと現場に移動した。現場ではオイルダンパー、積層ゴムアイソレーターなどの免震装置や大型クローラークレーンなどを見学した。学生たちは技術的な話題について現場職員に熱心に質問するなど、興味津々の様子だった。
 同工事の進捗率は約35%。施設はCFT(コンクリート充填鋼管)一部S造(免震構造)8階建て延べ1万5023㎡。区役所と消防署などが入る。工期は2016年1月まで。建築工事は松尾工務店・小俣組・大洋建設JVが施工している。建設地は金沢区泥亀2-75-1ほかの敷地約7150㎡。18年度末の全体完成を見込む。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿