2016/11/23

【三井住友建設】硬いコンクリートってどうつくるの? 八木北小学校5年生103人が技研を見学


 三井住友建設は18日、毎年、「土木の日」に開催している技術研究所の見学会を開催し、千葉県流山市立八木北小学校5年生103人を招いた。参加した生徒は、模型を使った耐震・制震・免震実験や、コンクリート圧縮試験、無響室と残響室の違い、風洞実験などを体験し、「どうすれば硬いコンクリートがつくれるのか」など質問をぶつけていた。写真は無響室を体験する小学生たち

 見学会は、毎年、土木の日に同小学校生徒を招いて開いており、ことしで22回目。
 冒頭、谷垣正治技術本部技術研究所長は「土木ではとてつもなく大きなものをつくる。そのために多くの知識、高度な技術が必要だ。生活に必ず必要なものをつくっているので、土木を好きになって、見たり聞いたりしたことを友達や家族に伝えてほしい」とあいさつした。
 地震については、耐震、制震、免震の模型を使って地震時の揺れを比べたほか、コンクリートでは、使う材料を勉強して圧縮試験でコンクリートが壊れる瞬間を見学した。3次元レーザースキャナーによる室内計測も体感した。液状化の発生実験や、風洞実験棟でのビル風発生の体験、無響室と残響室での音の聞こえ方の違い体験などで建設の仕事を勉強した。
 最後には、「どうすれば硬いコンクリートがつくれるのか」「無響室の壁の素材は」といった質問が挙がり、同社の社員が丁寧に答えたほか、「ここで一番楽しいことは何か」という質問には「世の中にないものを開発して現場でつくった時」と答えていた。
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