2015/08/29

【小林組】野菜の収穫やクワガタ配布で大盛況! 新潟市に栗ノ木道路工事の交流施設オープン

北陸地方整備局新潟国道事務所が進める国道7号栗ノ木道路事業の工事情報提供施設として、施工者の小林組(本社・新潟県阿賀野市、小林孝社長)が設置した「コミュニティーBOX」が22日にオープンした。

 当日は、無農薬野菜やクワガタ、カブトムシを配布。大人だけでなく、子どもも楽しめるイベントとあって、開館と同時に多くの親子が足を運び、普段は接することの少ない建設企業の社員と交流を深めていた。
 今回の取り組みは、小林組が「三方良しの公共事業改革」の考え方に基づいて企画。公共事業と地域住民をつなぐコミュニケーションツールとして設置したコミュニティーBOXは、気軽に訪れてもらうことで社会インフラや建設業の役割を伝えられることから、現場に従事する社員らで知恵を出し合って、その契機を考案した。
 自社製の無農薬野菜はコミュニティーBOXに隣接する「栗ノ木農園」で栽培。既にトマト、ナス、キュウリ、ピーマン、オクラなどが収穫期を迎えており、来訪者は笑みを浮かべながら、自らの手で新鮮な夏野菜をもぎ取っていた。農園には、野菜のほかハーブなどの花も植えている。
 また、クワガタ、カブトムシは阿賀野市の阿賀野川周辺で採集。夏休みも終盤を迎えているだけに、1つでも多くの思い出をつくろうと、子どもたちは競うようにして地場産の昆虫を持ち帰っていた。
 栗ノ木道路地表道路改良その2工事の現場代理人を務める齋藤直樹氏(小林組)は、事業全体を理解してもらう上でも「コミュニティーBOXに気兼ねなくいつでも遊びに来てほしい」と話している。施設内には事業、工事概要を説明したパネルを展示している。
 同工事の概要は、道路土工や舗装工、擁壁工、排水構造物工など。9月末まで中央分離帯の撤去工事を進め、その後、鋼矢板の設置などにとりかかる。
 工期は2016年1月29日まで。
 工事場所は新潟市中央区沼垂2丁目から鐙まで。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿