2015/08/30

【原田左官工業所】見て触れて! ショールーム「SAKAN LIBRARY」刷新、ポテンシャルをPR

原田左官工業所(本社・東京都文京区、原田宗亮社長)は、本社ビル1階のショールーム「SAKAN LIBRARY」を『左官の図書館』をコンセプトにリニューアルした。より顧客に寄り添った提案をすべく、左官の可能性にあふれる開かれた空間を目指す。原田社長は「左官が自らPRすることで、左官の可能性を知ってもらいたい。いろいろな仕上げを施主や設計者に見てもらい、触れてもらうことで左官に対する認識を新たにしてほしい」とリニューアルの狙いを話す。

 8月5日にオープンしたショールームは、左官素材や表現方法のサンプルを常時100種類以上閲覧できるだけでなく、左官関連書籍や素材メーカーのカタログなども充実させた。サンプル製作室を併設しているのも特徴だ。その場でサンプルを作成できるので、カタログの中から選ぶだけでなく、例えば使用済みのコーヒー豆を材料に混ぜ込むなど、プラスワンのイメージを形にすることもできる。

原田左官工業所は1949年4月創業。社員化を進め、46人の職人はすべて社員だ。また、89年から女性職人の採用・育成を始めており、産休・育休の制度を設けている。46人のうち9人が女性で、このうち2人は出産・育児を経験して復職し、現場で活躍している。20歳代が8人、30歳代が18人と若手も多い。「ホームページを見てくる高校生が多い。九州など地方から来てくれている」という。
 事業の中心は売り上げの8割を占める店舗・商業施設関係で、残りの2割が住宅関係という。売上高は13年3月期が7億9200万円、14年3月期が8億7300万円、15年3月期が9億6500万円と着実に業績を伸ばしている。
 ショールームは月曜日から土曜日の午前10時から午後5時まで。日・祝祭日は休館。サンプルの作成や相談は事前の予約が必要。所在地は文京区千駄木4-21-4。問い合わせは電話03-3821-4969。
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