2016/04/20

【東北地整】職員が開発した〝油圧ショベル用アタッチメント〟が創意工夫功労者賞を受賞!


 東北地方整備局の職員2人が開発した「大型土のう遠隔操縦設置装置の考案」が2016年度文部科学省大臣表彰の創意工夫功労者賞を受賞し、18日に同局で伝達式が行われた。

 受賞したのは北上川ダム統合管理事務所管理第一課の佐藤哲也機械係長と、東北技術事務所施工調査・技術活用課の伊藤秀樹氏の2人で、磁力で玉掛け・玉外し作業ができる大型土のう遠隔操縦設置を考案した。
 バックホウのクレーン機能を利用し、両フック仕様・先端かみ合わせ形状の磁力を備える油圧ショベル用アタッチメントを開発。一方、市販されている土のうの吊りひもに鉄片を着けることで、磁力とフックで確実な玉掛けを行い、荷役時の落下防止を実現した。
 これまでは応急復旧現場における大型土のう設置に玉掛け作業員が必要なため、2次災害発生のおそれがあったものの、この技術を利用することで、玉掛けと玉外しの作業員が不要となるため、応急復旧工事における安全性の飛躍的な向上が期待される。

18日に東北地方整備局で行われた伝達式

 伝達式では、川瀧弘之局長が「災害から応急復旧する際に、効率性と経済性に優れ、安全な無人施工を行える技術であり、今後の活躍を期待したい」と述べ、2人にそれぞれ賞状と記念品を手渡した。
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