【本】建築家/設計者の意図を推理し解読せよ! ゲーム感覚で楽しめる『図面でひもとく名建築』
建築をつくる上で欠かせないのが図面だ。3次元の空間を形づくるために必要な情報を伝達し共有するものであり、そこには建築家/設計者の知恵や思想が詰まっている。
本書は、その図面に着目し、Q&A形式で読み解いていくユニークな解説書である。まず図面表記の基本的なルールを実例に則して説明するという周到ぶりで、予備知識がなくてもゲーム感覚で図面から空間に込めた意図を推理し、解読を試みることができる。
「なぜ壁の厚さが違うのか」「何のためのスペ…Read More
【本】「反住器」「ガキの舎」「住吉の長屋」 情念深き建築群書き尽くした『異形建築巡礼』出版
安藤忠雄、毛綱毅曠、渡辺豊和、六角鬼丈ら各氏の「異形の建築」を批評した建築家・石川修武氏の書籍『異形建築巡礼』の出版に合わせ、25日に東京都港区の国際文化会館で記念式典が開かれた。
発起人を代表してあいさつした安藤忠雄氏は「この本に収録されている情念の深い建築群を見て、いまの時代の人はとんでもない建築と思うかもしれない。しかし、自分の思いと魂をぶつけて建築をつくればこの形しかないと思っている。この本を読んだ人の中から、明日の建築をつく…Read More
【妹島和世】街とのつながりを多面的に表現した「すみだ北斎美術館」 愛着ある施工に感謝
街の景色や人々の営みを淡く輝く壁面が柔らかく映し込む。東京都墨田区に誕生、22日開館した「すみだ北斎美術館」は、淡い鏡面のアルミパネルに覆われた外壁がソリッドでありながら、輪郭線のない透明感をまとったボリュームとして立ち上がる。さまざまな角度に切り取られた現実の社会と北斎の描く世界観との境界をも時空を超えて緩やかに結ぶ装置とも言える。
設計は建築家の妹島和世氏(妹島和世建築設計事務所)。墨田区が2009年に実施した公募型プロポーザルで…Read More
【JIA北海道】JIA北海道建築大賞を創設! 第1回は住宅対象で17年2月15日までに事前登録
日本建築家協会北海道支部(JIA北海道、遠藤謙一良支部長)は、JIA北海道建築大賞を創設した。北海道の地域文化や建築文化の発展に対する意識高揚を目的に創設したもので、第1回は住宅作品のみを対象とし、次回からは住宅以外の作品も募集する。
対象作品はおおむね2011-17年3月に北海道内で竣工した作品で、過去に受賞実績があるものや雑誌などに発表した作品も受け付ける。 応募希望者は、17年2月15日までに事前登録が必要。応募料は1点当たり2…Read More
【BDP社】イギリス国会議事堂大改修による移転先改修を受託 文化遺産の保全配慮しつつ設備刷新へ
日本工営グループの英国建築設計事務所BDP社は、英国国会議事堂であるウェストミンスター宮殿の大改修に伴う一時移転先改修事業の建築・設計業務を英国議会下院から受託した。「The Northern Estate Programme」と称する事業で、コンペにより最高評価を得た。写真は一時移転先となる建物の一部
業務は2020年代初めの完了を予定しており、(1)執務スペースと設備機器の改善(2)会議場・設備の刷新(3)建物内のアクセスと動線の…Read More
0 コメント :
コメントを投稿