2011/06/28

渋谷のNHK放送センターが全面建て替えへ

現在の放送センター
 東京・渋谷のランドマークとなっているNHK放送センターを全面建て替えする計画が本格化している。日本放送協会(松本正之会長)は24日付で「新放送センター建設検討事務局」を設置、今後、機能的な放送センターのあり方や効率的な建て替え方法と時期、これに伴う経費算出と財源確保などの具体的な検討を進める方針だ。
 現在の放送センターは、本部機能を担う本館(RC・SRC・S造地下1階地上8階一部23階建て塔屋3層)と、番組収録スタジオなどが入る東館、報道部門などの北館などのほか、約3600席のNHKホール(RC・SRC造地下2階地上5階建て塔屋1層)からなる。
 ホール部分を含む総延べ床面積は約22万8340㎡。1964年の東京五輪の放送センターを前身とし、主要建物は73年3月に竣工。老朽化に加え、業務拡大に伴い狭あい化も進んでいる。
 設計者は佐藤武夫、山下寿郎設計事務所、武藤構造力学研究所、日本技術開発、梓設計、日建設計。施工は大林組、鹿島、清水建設、大成建設、竹中工務店、戸田建設、ハザマが担当。
 同協会は2009年11月に当時の福地茂雄会長を委員長とする「新放送センター建設検討委員会」を設置。新放送センターの機能、設備両面の課題整理に取り組んでいた。
 所在地は、渋谷区役所と代々木公園に隣接する同区神南2-2-1の敷地約8万2640㎡。

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