2015/01/24

【BIM】吊り具、ボルトまで干渉チェック ダイキン工業の設備向けBIMツール

ダイキン工業は、設備のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)対応ソフト「フィルダーキューブ」を30日から販売する。BIMを導入した建築プロジェクトが増加し、設備関連工事にも形状やコストなどの属性情報を盛り込んだ3次元モデルデータの提出を求めるケースが広がっている。生産現場での要求の多様化を背景に、2.5次元対応の従来品を3次元対応に刷新した。

 鋼材や吊り金具、ボルトなどの部材も3次元で表現でき、平面図だけでは対応が難しかった各階の配管同士の干渉チェックも可能。3次元の設備図上で編集した内容は、平面図にも即座に反映され、精度の高い設備図を作成できる。施工時の手戻りを防ぎ、工数の削減にもつながる。
 PDFデータの建築図を読み込み、編集できるため、近年増加するリニューアル工事への対応にも向いている。紙の図面しかない場合でも、スキャナーで取り込んでPDFデータ化し、CADに読み込ませることで編集可能な建築図としても活用できる。
 コスモ・ソフトの積算見積ソフトともデータ連携し、見積書作成にかかる時間も大幅に短縮できる。
 また、同日には電気設備図作成CAD「フィルダーキューブ電気」も同時発売する。価格(税込み)はフィルダーキューブが145万8000円、同電気が97万2000円。問い合わせは、同社電子システム事業部営業部HASグループ・電話03-6716-0475。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿