2015/12/07

【東建 高校生作品コンペ】クラス全員で整備! 実習部門最優秀に都立農芸高3年E組 「卒業庭園」


 東京建設業協会(飯塚恒生会長)は、東京都都市整備局との共催により新宿駅西口広場イベントコーナーで4、5の両日開いた東京都建設系高校生作品コンペティション2015の東京建設業協会長に、都立農芸高校3年E組の『卒業庭園(今川の杜)』を選定した。4日、飯塚会長が会場を視察し、自ら会長賞の最終選考も実施=写真。作品について「スケール感が選考の決め手となった。チームワークによる傑作だ。大勢で作業している雰囲気がよく伝わってくる」と話した。

 今回は建設模型、製図、製図模写、実習、家具、工芸、ポスターの7部門に、9校から約120作品の応募があった。会長賞は、実習部門最優秀賞の『卒業庭園』と工芸部門最優秀賞の『椅子』の2作品が選考委員会で同点となったため、飯塚会長が視察会場で最終的に決定した。『卒業庭園』は、100-130㎡の敷地に築山や園路、植栽、竹垣、枯山水などを含めた庭園をクラス全員で整備した。クラス全員のチームワーク、スケール感などが高く評価された。
 会場を訪れた飯塚会長は最終選考後、東建職員の説明を聞きながら、全作品に目を通した。
 コンペでは、会長賞のほか、最優秀賞5作品(会長賞受賞作除く)、審査員特別賞、CCI東京特別賞、優秀賞が選ばれた。
 最優秀賞作品は次のとおり(敬称略)。
▽製図模写部門=「製図例4-5 2階建専用住宅設計図各伏せ図」(都立墨田工業高校2年・望月翔太)
▽工芸部門=「江戸指物の基本(筆箱)」(都立墨田工業高校1年・池田旭輝、川田翔稀、木下英二、志田聖人、星名瑠太、Musambya Alulea Aaron)
▽模型部門=「夏山リゾート1974」(都立田無工業高校2年・四宮藍、三宅隼太朗、下井柊人、内藤拓未)
▽家具部門=「椅子」(都立田無工業高校3年・小宮山星)
▽製図部門=「響き届く家」(日本工業大学駒場高校3年・田口凌介、梅谷駿斗)。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿