2015/12/12

【マンション防才】アイデアコン、最優秀に篠原進さんの「家具転倒防止用の対向くさび」


 東大生産技術研究所の目黒公郎研究室を中心に、災害による被害軽減を検討するRC-77は5日、東京都千代田区の日比谷コンベンションホールで「マンション防才アイデアコンテスト」を開いた。日常生活の質を下げることなく、身近で役立つ防災のアイデアを表彰するもので、210件の応募があった。

 1次審査を通過した10作品を目黒公郎東大教授を審査委員長にタレントのルー大柴特別審査委員らが審査した。最優秀作品には東京都大田区の篠原進さんが提案した、梁下と家具の間に打ち込む家具転倒防止用の対向くさびが選ばれた。揺れに対して抵抗するくさびの性質を生かし、手軽にある材料を使って作れる点が評価された。
 目黒教授は、応募作品のユニークさに賛辞を送った上で、「巨大災害時の被害を最小限にするため、これからも準備を進めて知恵を出し合っていきたい」と総括した。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿