建設産業界の日刊全国紙「建設通信新聞」

このブログの記事も、建設通信新聞が基本となっています。日本有数の建設専門クオリティーペーパーです。ぜひニュースサイトを訪ねてみて下さい。

まったく新しい建設情報サイト 「建設通信新聞Digital」

これまでの常識を覆す。建設関連情報統合サイトです。ニュースの全量配信、電子版、行政資料キャビネット、トップインタビューなど盛りだくさんの内容が詰まっています。

建設通信新聞社Facebook

言わずとしれたFacebook。ユーザー交流の場です。おたずね下さい。

建設通信新聞社発行の書籍群

建設通信新聞が発行している各種書籍です。『建設人ハンドブック2014年版 建築・土木界の時事解説』『建設業の安全衛生法令用語検索エンジン 用語の意味、適用条文、公示、告示、通達がわかる!』『建設業 社会保険未加入問題Q&A』などベストセラーも

建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2015/12/31

【アクセスランキング!】2015年のベスト20記事を発表!



 ブログ読者のみなさま。本年も建設通信新聞公式ブログと、びるるんをご愛読いただき、ありがとうございました。
 ことしもベスト記事トップ20を発表いたします。

【2015年を振り返る】担い手確保・育成への取り組み元年 品質確保と信頼回復への対応


 2015年は、担い手3法の運用指針策定により、建設産業界にとって本格的な担い手確保・育成への取り組み元年の年だった。また、女性活躍推進、重点整備計画など新たなキーワードに基づく多様な人材活用や地域づくりが本格的に始まった年でもあった。ただ一方で、免震ゴムの性能や杭データ偽装といった、建築物の信頼を損なう問題も浮上、建設産業界にとって品質確保と信頼回復へ向けた対応が求められた1年でもあった。この1年の出来事を、重大ニュースとして振り返る。

2015/12/30

【2015年を振り返る】関東甲信重大ニュース リニア、八ッ場が本格化、自然災害・偽装事件の試練



 2015年の関東甲信地方は、リニア中央新幹線や八ッ場ダム本体が着工し、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の埼玉県内区間が全線開通するなど明るい話題があった一方、自然災害、免震ゴム性能と杭データ偽装・流用などが業界に試練をもたらした。担い手3法の成立を受け、各発注者による着実な動きもみられた。この1年を振り返る。写真は新たな観光資源でもある八ッ場ダムでの「やんばウオーク」(10月25日)。

【記者座談会】東北の2015年 震災から4年9カ月、復興・創生期間へ


 2015年も残すところわずかとなった。東日本大震災の発生から4年9カ月が過ぎ、来年3月には集中復興期間が終了、4月からは新たに復興・創生期間がスタートする。この1年、震災からの復興はどれだけ進んだのか、新たな課題は何か。また、ことしは改正品確法(公共工事品質確保促進法)の“運用元年”とも言われたが、受発注者の意識はどのように変化したのか。恒例の年末記者座談会を通じてこの1年を振り返る。写真はJR石巻線の全線開通を祝しての女川町のまちびらき。

【福島県建築文化賞】正賞に「矢吹町立矢吹中学校」 町民・教員が計画に参加、思い込める


 福島県などが主催する第32回県建築文化賞の受賞作品が決まった。正賞には矢吹町立矢吹中学校(設計=ティ・アール建築アトリエ)=写真=が選ばれた。準賞は菊池眼科(松山建築設計室)だった。優秀賞と特別部門賞、復興賞にそれぞれ3点が選ばれた。2016年1月15日に福島市の杉妻会館で表彰する。

2015/12/29

【2015年を振り返る】関西10大ニュース 大型プロジェクトが終息、次代を見据え新たな動き


 2015年もまもなく終わる。建設業界は活性化したと言われる一方で関西地区は大型プロジェクトが終息、厳しい受注競争が再燃しているとも言われている。そうした中でもまちづくりや人材育成など、次代を見据えた新たな動きも見られた1年。関西の建設業に関連する主な動きをまとめた。画像は国立循環器病研究センターイメージパース。

【2015年を振り返る】四国重大ニュース 椛川ダム起工などビッグプロジェクトが始動


 改正「担い手3法」本格運用元年と位置付けられた2015年は、四国でも将来の担い手確保に向け、行政や建設団体の動きが活発化した1年だった。地域の安全・安心を守る屈指のビッグプロジェクトが起工したことも印象深い年となった。ことし1年の四国における建設業の動きを振り返る。画像は高松サンポート合同庁舎II期の完成パース。

【記者座談会】2015年を総括 品質の信頼回復と建設投資の地域間格差が課題


 建設産業界にとって2015年は、免震ゴム性能と杭データの偽装・流用という、建築物への信頼を損なう出来事に対し、元請けとして、下請けとしてどう今後対応し、信頼を回復するかということが求められた年だった。また首都圏では、土木・建築含め旺盛な需要を背景に手持ち工事高を積み増したほか、20年東京五輪に向けた施設整備も16年からいよいよ本格化する一方、地方建設業界が主戦場にする地方の土木を主体とした公共事業量の減少がさらに進むなど、建設投資の地域間格差がより鮮明になった年でもあった。担当記者による座談会でこの1年間を振り返る。写真は「i-Construction委員会」12月15日の初会合。

2015/12/28

【潜入ルポ】日本ダムアワード2015 ダムマニアの選ぶ“今年、活躍したダム”は!?


 今年も潜入しました「日本ダムアワード2015」! ダムカレーに食欲を刺激されずに取材に集中できるよう、お昼ご飯をカレーにして臨みました。

【現場最前線】深夜施工で新たに階段を架設! アクセス改善ねらう小淵沢駅・乗換こ線橋改良


 東鉄工業が東日本旅客鉄道の小淵沢駅(山梨県北杜市)で施工している乗換こ線橋改良工事のうち、新設階段の架設が完了し、10月から使用を開始した。階段の新設作業は、列車運行終了後の深夜の限られた時間内で施工する必要があったため、駅前に作業ヤードを確保し、昼間に階段を組み立てて360tクレーンで架設した。

【色彩塾】日本の色づくりを変える! 建築特化した専門講座、1月に東京都大阪で開講


 色彩塾(本社・東京都大田区、勝馬ちなつ代表取締役)は2016年4月から、建築士やインテリアコーディネーター、またはこれから志す人を対象に実践的な色の専門知識を習得する講座「color+shapeRacademy」を東京と大阪の2カ所で開講する。

【東京都下水道局】重要文化財のレンガタイルに暖かなキャンドルの灯り 2200人が来場


 東京都下水道局は22、23の両日、三河島水再生センター(荒川区)で、国指定重要文化財の旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設を3000個のキャンドルで照らし出す、「キャンドルナイトin三河島」を開いた=写真。2日間で当初の予想を大幅に上回る2200人が来場。幻想的な夜景を楽しんだ。

【仮囲いアート】大手町再開発工事に巨大な握手! 「つなぐ」がモチーフ


 都市再生機構とNTT都市開発の施行により東京都千代田区で工事が進められている「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設現場の仮囲いに、開発コンセプトの「つなぐ」をモチーフとした全長約200mのアートが設置された=写真。

2015/12/27

【海外建築家のBIM目線】「常に新たなテクノロジーのスキルを磨き続ける」 SHoPアーキテクツのジョン・セローン氏(米国)


 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データを、設計から施工段階に一気通貫で活用することは、日本の建築プロジェクトでも目指す到達点の1つだ。設計業務のすべてにBIMを導入する米国の建築設計事務所「SHoPアーキテクツ」では施工者を含めたプロジェクト関係者間の密なデータ共有を実現している。ディレクターのジョン・セローン氏=写真=に、データ共有のポイントを聞いた。

【UIA-HYP Cup2015】最優秀賞は佐野勇太さんの「SHIBUYASCAPE」 天津大ら主催の学生コンペ


 中国の天津大学などが主催するUIA公認学生コンペティション「UIA-HYP Cup2015」で、メルボルン大学で建築デザインを学ぶ佐野勇太さんが最優秀賞を受賞した。「UIA-HYP Cup2015」は「トランスフォーメーション(変形)」をメーンテーマに掲げ、世界各地から文化、地形、景観、気候などに言及した提案を524組が応募した。画像は佐野さんの作品「SHIBUYASCAPE」。

2015/12/26

【海外建築家のBIM目線】「持続可能性へのアプローチが鍵」 設計事務所BIGのジャコブ・アンドレアッセン氏(デンマーク)


 日本でのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)導入が加速する中、海外の建築設計事務所はBIMとどのように向き合おうとしているか。デンマークの建築設計事務所「BIG(ビャルケ・インゲルス・グループ)」は、維持管理段階を見据えたBIM導入に舵(かじ)を切る。BIMマネジャーのジャコブ・アンドレアッセン氏に、目指すべき方向性を聞いた。

【日建協女性技術者会議】男性も参加して次のステージへ! 評価軸や柔軟な働き方、上司の条件が課題に


 男性社員も交えた議論が必要--。日本建設産業職員労働組合協議会(日建協、田中宏幸議長)の女性技術者会議が11日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開かれ、男性社員も参加して議論を深めることで、労働環境改善へ向けて次のステージに進むという認識を共有した。

2015/12/25

【高校建築甲子園】神奈川大会の優勝は神奈川工業高校! 神奈川県建築士会


 神奈川県建築士会(金子修司会長=写真左から2番目)は、第6回高校生の「建築甲子園」神奈川大会の優勝校を県立神奈川工業高校に決めた。24日に金子会長らが同校を訪れ、作品名『港町の一端より…』を制作した、近岡美歌監督=写真右=、平良光選手=写真右から2番目=、福島滉二選手に表彰状と記念品を手渡した。

【北海道新幹線】開業前に新函館北斗駅-木古内駅で試乗会! 2/13、14開催、応募は12/28まで


 北海道旅客鉄道(JR北海道)は、2016年3月26日の北海道新幹線新青森~新函館北斗間の開業に先立ち、2月13、14日に試乗会を開催する。画像は試乗するH5系。

【千葉県県土整備部】千葉県君津市の松丘隧道でモルタル23.5tが剥落 災害防止工事中


 千葉県県土整備部は23日、君津市内にある国道410号松丘隧道で進めている覆工工事で吹き付けたモルタルが剥落したと発表した。落下物の大きさは幅約5m×長さ約20m×厚さ約10cmで、重さは約23.5tに及ぶ。発生直後から通行止めにしており、現在、原因などを調査している。国と協議した上で早期に対応を決める。

2015/12/24

【海外の現場から・下】高難度事業は腕の見せ所 ビー・ブラウン・メディカル社工場施設とMNCメディアタワー


◆ビー・ブラウン・メディカル社工場施設 多国籍調整にBIM
 ジャカルタ東部の郊外には複数の工業団地が立地し、日本も含め世界中の企業が進出している。このうちチカンペック工業団地で、清水建設は医療関連製品の国際企業であるビー・ブラウン・メディカル社の工場を施工中だ。大容量点滴薬パックなどを製造する工場で、37のクリーンルームや2つの生産ラインを備える。写真はストックヤード棟(右)。

【南晃工業】壁塗りとピカピカだんごづくりで左官体験! 大阪府下の学生達が参加


 南晃工業(大阪府門真市、一貫坂彰社長)は19日、同社で高校生と建設の専門学校生を対象とする左官作業の実習体験会を開いた。府下の学校から8人の学生・生徒が参加し、府立布施工科高校1年生の西尾友輔くんが最優秀賞となった。

【昭和フロント】魅惑のアルミ作品募集! 「ストアフロントコンクール」応募は2/22まで


 昭和フロント(東京都千代田区)は、「第47回ストアフロントコンクール」の応募作品を募集する。店舗建築、一般建築、アイディアの3部門で、同社のアルミ建材を使用していることが条件。締め切りは2016年2月22日まで。結果は同6月に公表する。写真は前回のグランプリ作品「リベラーラつくば」。

【シンポジウム】大震災の教訓と継承を30学会が発信、議論 1/9参加無料、日本学術会議


 日本学術会議「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会」は2016年1月9日、防災学術連携体の設立記念シンポジウム「巨大災害から生命と国土を護る-三十学会からの発信-」を東京都港区の日本学術会議講堂で開く。東日本大震災からの約5年間を振り返り、大震災から得た教訓とその継承について議論する。

2015/12/23

【シリーズ戦後70年】担い手3法施行、産業再生へ――見えぬ地方業界の動き


 戦後70年--。建設産業は、日本経済の成長と歩調を合わせる形で産業規模を拡大してきた。その間、その時代の問題解決へ幾多の政策が打ち出されたが、供給量と需要との乖離(かいり)、いわゆる需給ギャップが解消されず根本的な構造問題を抱え続けている。しかし今、人口減少に伴う担い手確保・育成、生産年齢人口減少とインフラ高齢化への対応、取り巻く環境や顧客自らの変革に伴う要求の変化を受けた生産性向上など、建設産業に対して変化を求める動きは、過去と比較してとてつもなく強い。大きな地殻変動の正体と今後を展望する。

【京女×鹿島】京都女子大新図書館のアイデアコンペ 最優秀は「卵型個室」の提案


 京都女子大学と鹿島は19日、京都市東山区の同大学で新図書館新築工事のアイデアコンペを開いた。新図書館1-2階のカフェに設置してほしい機能について学生がプレゼンテーションした。化粧室の設置など女学生ならではの要望が多く、松田康史工事事務所長は「大変参考になった。できるところは工事に反映していきたい」と話した。写真は最優秀賞を受賞したDグループと林忠行学長。

2015/12/22

【駅一体デザインコンペ】「津和野の顔」提案求む! 島根県・JR津和野駅再整備 受付2/15まで


 島根県津和野町は、JR津和野駅再整備に向けた同駅一体デザインコンペを開催する。提案書等の受付は2016年2月15日まで、事務局の商工観光課で受け付ける。公募に際しては、年齢、国籍、資格は問わず、国内外の旅行者受け入れのための再整備に向けたアイデアを広く募集する。最優秀賞1点、優秀賞1点、入選数点、特別賞数点を選定し、3月中旬にも発表する。

【茨城事協】茨城建築文化賞、1/4-2/29応募受付 県内の街並みを形成する建築物群


 茨城県建築士事務所協会(横須賀満夫会長)は、第29回茨城建築文化賞の募集要綱を公表した。応募書類は2016年1月4日から2月29日まで受け付ける。4月末までに受賞者を決める。写真は前回の最優秀賞「土浦市立土浦小学校」(横須賀満夫建築設計事務所)。

【速報】「光栄の至り」新国立の選定受け、大成建設がコメント

安倍首相は22日午前、新国立競技場のデザインを、大成建設、建築家の隈研吾氏、梓設計グループのA案に決定したと発表した。整備事業の設計・施工一括公募型プロポーザルの事業主体、日本スポーツ振興センター(JSC)が、建築の専門家でつくる審査委員会などで選考を進めていた。
 A案の大成建設、隈研吾氏、梓設計グループの代表である大成建設は、村田誉之社長のコメントとして「極めて重要な国家プロジェクトの優先交渉権者に選定されたことは、光栄の至りです。同時に、その責任の重さを十分認識し、国民の皆様に喜んでいただけるスタジアム建設に、3者一丸となって精一杯取り組みます」とコメントを発表した。

2015/12/21

【海外の現場から・上】“シミズブランド”が築く人脈と信頼 高層ビル「Menara ASTRA」特命受注へ


 経済成長を続け、伸びしろの大きさにも期待が寄せられるインドネシア。12月上旬、首都ジャカルタで清水建設が施工する複数の現場を取材した。ODA(政府開発援助)や日系企業からの工事受注にとどまらず、現地大手企業からの特命受注案件もある。現地で約40年の歴史という裏打ちがあり、“シミズブランド”が浸透しているためだ。大石哲士国際支店ジャカルタ営業所長のインタビューとともに、現場の最前線をリポートする。画像は特命受注した超高層オフィス「Menara ASTRA」のイメージ。

【常陽建設】中央工学校生100人がTS測量研修! 埼玉県の行田低水護岸工事見学会


 常陽建設(茨城県取手市、飯田憲一社長)は17日、H26行田低水護岸(下流)工事の現場見学会を開いた。中央工学校の生徒ら約100人が参加し、現場担当者から説明を受けた。

【広島建工協】『広島土砂災害8.20-地域の安全・安心の担い手として』発刊! 地元企業による応急復旧の記録


 広島県建設工業協会(檜山典英会長)は、2014年8月20日に広島市北部で発生した大規模土砂災害の応急復旧等に立ち向かった地元建設業者の記録をまとめた『広島土砂災害8.20-地域の安全・安心の担い手として』=写真=を発刊した。

【熊本県】更衣室設置やイベント開催も! 自治体が働く環境改善に補助金 1/22まで


 熊本県土木部は、従業員の労働環境改善に取り組む企業を支援する補助金交付事業の3次募集を受け付けている。申し込みは2016年1月22日まで、先着順で予算がなくなり次第終了する。監理課建設業班が担当する。

2015/12/20

【シリーズ戦後70年】国土交通省誕生~品確法、改正独禁法、脱談合の大転換の先は


 脱談合、品確法と改正独禁法という戦後の建設産業界にとって最大の転換点となった3つの契機は、2001(平成13)年に始まった。1月、中央省庁再編に伴い建設省と運輸省などが統合され国土交通省が誕生。4月の小泉政権発足が、3つの契機を事実上決定づけた。当時、金融機関の不良債権処理問題の余波で、上場ゼネコンも相次ぎ破たん、地方建設業界は貸し渋り・貸しはがしに直面した。公共事業削減を鮮明にした小泉政権下で、首相の意向を受け独禁法改正という攻勢に出た公正取引委員会と「高落札率=談合」風潮に対して唯一対抗する手段として品確法は一縷(いちる)の望みだった。

【本】「人、働き方、空間」の多様性を認め寄り添う提案 岡村製作所のオフィス研『オフィスはもっと楽しくなる』


 岡村製作所のオフィス研究所が、研究員である花田愛さんと森田舞さんの共著『オフィスはもっと楽しくなる』(プレジデント社)を出版した。変化するオフィス空間の中で働き方の多様性(ダイバーシティ)と、いかに向き合うか。2人の著者がたどり着いた働き方の意識について聞いた。

【山梨知彦】「光の即物性や機能性、関係性つなぐのがBIM」 光環境デザインシンポ


 日本建築学会は11日、東京都渋谷区の建築家会館本館ホールで第14回光環境デザインシンポジウム「山梨知彦と語る光の建築」を開いた。写真は山梨知彦氏。

【素材NOW】グレー色で、発電能力と建物美観の両方を満たす薄膜太陽電池!


 ドイツ医薬化学品メーカーのメルクが、グレー色の半透明有機薄膜太陽電池(OPV)モジュールの販売を始めた。同社先端技術事業統括者のブライアン・ダニエルズ氏が「これにより建材一体型OPVの採用は大きく前進する」と期待するように、建築部材への活用が一気に広がる可能性を秘めている。

2015/12/19

【現場の逸品】断熱材加工に工具を自社開発! 東邦レオの熱線式スチロールカッター『Espa』


 1㎡の材工価格で9800円を実現する東邦レオ(大阪市)の透湿型湿式外断熱システム「エコサーム」が着実に採用実績を伸ばしている。欧米並みの価格に近づけようと進めてきた生産合理化の自助努力が実を結んだ。「さらに施工コストを引き下げたい」と、外断熱事業部の和田清栄副事業部長は発泡スチロール加工用の電動工具を開発したことを明かす。省エネルギー新基準の適用により現場の断熱材加工が増加すると考え、工具の外販にも乗り出した。

【伊東豊雄】千里青山台団地の「みんなの庭」第1弾が完成! 集会所前に多目的コンロ設置


 都市再生機構西日本支社と建築家の伊東豊雄氏が大阪府吹田市の千里青山台団地で取り組んでいる「伊東豊雄×UR みんなの庭プロジェクト」の第1弾の成果となる多目的コンロ台が完成し、13日にお披露目会=写真=と伊東氏の講演会が同団地集会所で開かれた。団地居住者と一般参加計70人が参加し、交流した。

【関電工】技能五輪金メダルリスト・徳守さん、湯本さん 国際大会7連覇へ意欲


 12月に開かれた第53回技能五輪全国大会で、8年ぶりに金メダルをダブル受賞した関電工の2選手が、14日に会見した。大会が近づくと、早朝から夜遅くまで訓練するほか、休日も返上してまさに休む間もなく頑張ってきただけに、日本一という称号を手に入れた達成感と、責任を果たすことができた安堵感の両方を感じている。写真は左が湯本康一朗さん、右が徳守翔さん。

【本】ルールと実例から学ぶ“負けない設計者” 『建築紛争から学ぶ設計実務』


 建築設計は高い社会貢献度を持つとともに、その過程や結果において常にリスクがつきまとう。本書では、建築設計者の尊厳を守りながら、より良い建築環境を構築し社会に貢献するためにはどうしたらよいかという課題を建築紛争という切り口から考える。

2015/12/18

【記者座談会】新国立競技場整備の技術提案書公表 「A案」「B案」評価は?


A 新国立競技場整備事業の応募2グループの技術提案書が公表された。

【欧州で人気】ザハ事務所、アルテアらがサポート! 木製曲面フレームのエレガントな自転車「AERO」


 欧州で木製のフレームを持った曲面デザインの自転車が話題になっている。「AERO」と名付けられたこの自転車は、オーストリア・ウィーンで建築事務所を構えるアタナス・ジェレフさん、マリヤ・コロロバさん、マルティノ・フッツさんの3人がプロジェクトとして展開しているもの。アタナスさんらがウィーンのザハ・ハディドスタジオに所属していた時、木造曲面構造体の研究のためのケーススタディーとして自転車を題材に取り上げたことがきっかけでスタートした。

【兵庫建協】東播工高の教室リフォーム完成! 座学では学べない経験、将来に生かしたい


 兵庫県立東播工業高校は17日、4月20日から実施していた教室リフォームプロジェクトの完成セレモニーを開いた=写真。携わった生徒や教諭のほか、プロジェクト監修と仮設資材の提供を担当した前川建設の前川容洋社長、技術指導を担当した田代建装の田代●(にんべんに尚)三会長ら協賛企業の関係者が出席し、完成を祝った。

【現場見学会】水上バスから信濃川の3工事現場へ! 小野組、新潟藤田組、北陸地整連携で開催


 北陸地方整備局信濃川下流河川事務所が進める関屋分水路の河道掘削工事で、新潟市立浜浦小学校の4年生69人を対象とした現場見学会が開かれた。初めての試みとして、今回は「信濃川ウォーターシャトル」(水上バス)に乗って、現場を回遊=写真。陸上からでは目にできない河川の役割に触れ、公共事業や建設業に対する理解を深めた様子だった。

2015/12/17

【意見交換会】新居千秋氏、具体策示す 小田原市芸術文化創造C・設計白紙問題


 芸術文化創造センターを考える会(代表・大須真治中央大名誉教授)は、設計者の新居千秋氏(新居千秋都市建築設計代表取締役)を迎え、入札不調後の「芸術文化創造センター」を考える「設計者との意見交換会」を開いた=写真。会場の小田原市民センター(神奈川県小田原市)には市民や市会議員など100人近い人が参加した。同会は14日、「市民検討委員、専門委員、設計者等を一堂に会した対策会議の早期開催を求める要望書」を市に提出した。

【復興特別版】3Dプリンターで復元した「ふるさと、石巻の情景」模型、MUTOH本社で展示 3/14まで


 MUTOHホールディングス(本社・東京都世田谷区、早川信正社長)は、石巻専修大学(宮城県石巻市)が「復興共生プロジェクト」の一環として3Dプリンターを活用して作成した石巻市沿岸部の復元立体模型を「ふるさと、石巻の情景」として本社1階ショールームに展示、一般公開している。

【ベントレー】次世紀への前進(3) 革新的BIMアプリ、リアリティモデリング…Advancingの時代へ


 20カ国から60組が参加した「2015 Be Inspired Awardsプログラム」では、ベントレーの「AECOsim Building Designer」の革新性が高く評価された。画像は設計例。

【浚渫船見学会】世界最大級「清龍丸」「五祥」を目撃せよ! 1/29、30申し込み不要


 中部地方整備局名古屋港湾事務所と小島組は2016年1月29、30日、名古屋市港区の名古屋港ガーデンふ頭(W2、W3)で世界最大級の浚渫兼油回収船「清龍丸」=写真=とグラブ浚渫船「五祥」の船内見学会を開く。

2015/12/16

【復興特別版】地域の“なりわい”生かし学ぶ「森の学校プロジェクト」 風見正三・宮城大学事業構想学部副学部長に聞く


 宮城県東松島市が進める、被災した野蒜小学校の統合高台移転事業となる“森の学校プロジェクト”は、地域の重要な資源である森を生かし自然に学ぶ学校を、地域の“社会的共通資本”ととらえ、地域全体で科学的・民主的に再構築していく新たな学校づくりとして注目されている。同市学校教育復興計画検討委員会のメンバーとして構想・計画づくりから携わる風見正三宮城大学事業構想学部副学部長=写真=は「豊かな地域資源を戦略的に連携させることで、持続可能な地域創造にアプローチしていきたい」と力を込める。