東京・立川の新たなランドマークとなる高層複合施設など立川駅北口西地区再開発「タクロス立川」が誕生し、JR立川駅も新たに生まれ変わる。同地区再開発組合は、立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業の7月末竣工に伴い、8月4日にまちびらきを行う。立川市と東日本旅客鉄道(JR東日本)が進めてきた立川駅西側新自由通路も同時にオープン。JR東日本では同日、新自由通路上に新たな独立店舗棟「エキュート立川 osoto(オソト)」を開業、エキナカ商業施設「エキュート立川」もリニューアルオープンする。
再開発施設は、立川駅北口に当たる同市曙町2-500ほかの敷地約0.7haに、RC一部S造地下2階地上32階建て延べ約5万8550㎡、高さ約130mの規模で建設。9-32階の住宅は野村不動産の「プラウドタワー立川」(319戸)、1階に行政窓口サービス、2階に公共駐輪場、3-7階の商業施設にはヤマダ電機が入る。設計は松田平田設計・清水建設JV、監理は松田平田設計が担当し、清水建設が施工している。
再開発事業では、ペデストリアンデッキ階となる再開発施設3階と新自由通路の結節点となる公開広場「タクロス広場」なども整備。また、駅南北のデッキをつなぐ立川駅西側新自由通路は、S造で幅約9m、長さ約115m。JR東日本東京工事事務所が設計し、鉄建が施工している。今回、これらを同時オープンし、同駅北改札口が新たに開業することで、市民や来街者らの安全性・回遊性・利便性を向上させる。
エキュート立川(同市柴崎町3-1-1)は、リニューアルの目玉となるオソトを始め、改札外「エキュート立川」、改札内西改札側「同エキナカWEST」、改札内東側「同エキナカEAST」の4エリアに分類し、RC・S造で店舗面積4515㎡の規模。2階改札内の一部と3階フロアをリニューアルオープンし、地場野菜を使ったカフェや物販ショップの新展開など、イベントショップを含め計72店舗。JR東日本ステーションリテイリング(港区)が運営する。JR東日本は、「地域の顔としての」の魅力を高め、「駅」と「街」をつなぐことで、街のにぎわいづくりを目指す。
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