深谷組(深谷和宏社長)相撲部の長内琢磨さんが3日、埼玉県上尾市の埼玉県立武道館で開かれた第54回東日本実業団相撲選手権大会の個人戦・軽量級(90㎞以下)で優勝した。相撲部は同社が創業50周年を迎える2017年に設立予定だったが、日大相撲部から長内さんが16年新卒入社し、予定を前倒して発足したばかり。唯一の部員として本業(職人)との両立を図っている。
大会への参戦は団体戦への参加が条件となるため、今回、同社野球部の紙田英幸さん、竹田健太さんの2人がエントリー。団体戦も初参戦ながら予選を勝ち上がり、決勝トーナメントに進出したが健闘及ばず敗れた。長内さんはトーナメントの個人戦で、気力が充実した見事な戦いぶりで対戦した4人を圧倒した。試合後、「大会に出ていただいた2人の先輩のおかげ。上司の方や周りの支えのおかげで優勝できた」と喜びを語るとともに「次につながる試合ができた」と先を見据えた。
埼玉県内を中心にとび・土工事を手掛ける同社は、建設業の将来を見据え、人財育成の取り組みを重点化。その一環としてアスリート採用制度を取り入れ、既に硬式野球部、軟式野球部、陸上競技部が活動しており、17年にはラグビーフットボール部の設立が決まっている。
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