2012/01/05

【速報】メタボリズム代表する建築家、菊竹清訓氏が死去

 建築家の菊竹清訓(きくたけ・きよのり)氏が昨年12月26日に死去していたことがわかった。肺炎による心不全のため、午後4時57分に東京都中央区の病院で死去した。83歳。
 菊竹氏は、1960年代の高度成長期時代に広がった建築運動「メタボリズム」提唱者の一人で、槇文彦氏、故黒川紀章氏らと、多くのメタボリズム構想を残した。
 福岡県出身。自宅は東京都文京区大塚1の10の1。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。
 早大建築学科卒。主な作品は、沖縄海洋博のアクアポリス、江戸東京博物館、九州国立博物館など。愛知万博の総合プロデューサーも務めた。日本建築士会連合会名誉会長。国際建築アカデミー理事。
 2010年の誕生パーティーでは、「海上都市などのウオーターフロント開発について触れ、「国土の時代は終わり、これからは海洋の時代だ。市民が海辺に出られるような海岸線を整備していく必要がある」などと独自の切り口の発言も残していた。
 

0 コメント :

コメントを投稿