2012/01/17

東武野田線の運河駅が橋上化へ/2月から本体工事着工

駅舎の完成予想
 千葉県流山市と東武鉄道は、東武野田線運河駅に東西自由通路と橋上駅舎の建設を計画している。施工は河本工業(群馬県館林市)が担当する。現在、線路覆工などの準備工事を進めており、2月ごろから本体工事に着手する予定だ。2013年3月末の完成を目指す。設計は復建エンジニヤリングが担当した。
 運河駅(流山市東深井405)は、東口改札がなく、プラットホーム間はエレベーターやエスカレーターのない連絡地下道で移動する必要がある。近くには東京理科大野田キャンパスや宗教法人霊波乃光の本部などがあり、10年度の1日平均の乗降人員は2万2628人となっている。
 東西自由通路と橋上駅舎の建設は、東口駅前広場、東口駅前道路、ふれあいホールなどを整備する運河駅東口周辺市街地整備事業の一環として実施する。
 ともにS造2階建てで、自由通路と橋上駅舎を建設する。自由通路(床面積777㎡)は幅4・6-6・25m×長さ108・6m。多目的スペース1カ所を設け、エスカレーターとエレベーターを東西に1基ずつ設置する。橋上駅舎(床面積876㎡)は、駅事務室や旅客便所のほか、エスカレーターとエレベーターを各プラットホームに1基ずつ設ける。
 総事業費は19億7000万円(工事施行協定締結額)。このうち自由通路整備費に9億6600万円、橋上駅舎整備費に10億0400万円を充てる。
 また、市は市総合計画後期基本計画(10-19年度)の下期で、初石駅(流山市西初石3-100)の橋上化も位置付けている。同駅はプラットホーム間はエレベーターを完備した橋上連絡通路で行き来できるものの、東口がない状況となっている。

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