「福島県選出議員が出席しないなんておかしい。なにを考えているんだ」
民主党の東日本大震災復旧・復興検討プロジェクトチームの櫻井充座長は25日の会合後、記者団に向けて不満を爆発させた。これは政府提出法案の「福島復興再生特別措置法案」に焦点を当てた議論に、地元福島県選出の民主議員が一人も出席していないことへ対するもの。
25日の会合は、東日本復旧・復興検討PTと原発事故収束対策PTの合同会議で、政府が2月上旬に提出予定の福島復興再生特措法案がテーマだった。同特措法案は、原発事故で深刻な影響を受け、「いまだ15万人が(震災前の居住地に)戻れず避難生活を強いられている」(荒井聡原発事故収束対策PT座長)ことを踏まえ、福島の復興・再生のための基本方針や、避難解除区域の復興・再生、産業再生などの特別措置が目的。
そのため、特措法案の議論に参加した議員は10人程度にとどまったことや、福島を対象にした特措法議論に地元、福島選出議員が参加しなかったことに、櫻井座長が、世界からも注目を集めている震災からの復興や原発被害地域の今後に注力する政権与党に所属する議員の意識に対し強い不満を示した。
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