東京の新たな名所となる、東京ゲートブリッジが、2月12日の開通を前に報道陣に公開された=写真。
東京ゲートブリッジは、江東区若洲と大田区城南島を結ぶ東京港臨海道路II期事業の一部。橋梁の海上区間の長さは1618mあり、これは横浜ベイブリッジの約2倍の長さに当たる。
東京国際空港に近接しているため、98・1mの高さ制限がある。桁下高は大型船舶の航行に配慮し、56・4mを確保している。このため、左右のトラスの間にボックス構造が挟まれるという独特の形状をもつ細長いシルエットの橋になっている。また、景観への配慮から、余熱なしで溶接が可能なBHS鋼材を使い、トラス部分の大半をボルト止めでなく溶接で組み上げている。
橋には歩道も整備されていて、中央のボックス部分から都心部を眺めると、ほかでは見ることのできない雄大な景色が広がる。2016年には中央防波堤内側埋立地で整備が進む海の森公園も概成予定で、公園につながる散歩道として人気を集めそうだ。
東京港臨海道路が通る中央防波堤では、マイナス16mのバースをもつ国際海上コンテナターミナル整備が進んでおり、道路完成による経済効果は年間190億円を見込んでいる。
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