2012/01/06

吉本興業 なんばグランド花月ビルを「お直し」

 吉本興業が「なんばグランド花月ビルお直しプロジェクト」を進めている。総工費約20億円を投じ、延べ4,883㎡を改装する。建築デザインはアーキタイプの荒木信雄氏。大成建設の施工で、2011年10月に着工しており、4月8日にリニューアルオープンする。
 リニューアルのコンセプトは「伝統と革新」。リニューアルにあわせて、ビル名称も『なんばグランド花月ビル』に改めた。改装面積は地下1階887㎡、地上1階2,061㎡、地上2階1,935㎡の計4,883㎡。
 ビルのファサードでは、日本のエンターテインメントの伝統をクラシックモダンな和風デザインで表現する。エレベーターを設置するほか、チケットセンターやロビー、トイレ・座席・舞台装置などを刷新する。また、新たに16店舗を設け、観劇だけでなく、食事や買い物なども楽しめるようにする。
 4月1日に創業100周年を迎える同社が、4日に大阪市内で開いた記者会見で明らかにした。創業100周年のスローガンは「大阪おもろナーレ」で、同プロジェクトを含め、15のプロジェクトを展開する。
 なんばグランド花月は1987年の竣工で、規模は4階建て延べ1万1,226㎡。設計は村野・森建築事務所で担当。施工は大成建設。所在地は大阪市中央区難波千日前11-6。

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