スノーボード・アルペンで冬季五輪2大会連続出場の家根谷依里(やねたに・えり)選手が大手ゼネコンの大林組に入社する。家根谷選手は「出身地の関西からオリンピックに出たいという気持ちが強いので、同じく関西を発祥とする大林組の一員となるのは心強い。東京スカイツリーのような世界一の仕事をしている会社の皆さんと歩めることは刺激になる」と話している。
入社は2月1日。日本オリンピック委員会(JOC)が行うトップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」を活用した。関西経済同友会を通じてJOCからトップアスリートのための就職支援プロジェクトへの協力依頼があり、採用が実現した。
神戸市出身の家根谷選手は2005年にワールドカップスペイン大会でパラレル回転4位に入賞した後、06年にトリノ、10年にバンクーバーと冬季五輪に2大会連続で出場した。今期もナショナルチームとして世界を転戦し、14年のソチ冬季五輪出場とメダル獲得を目指している。現在27歳。