2012/01/19

三鷹市が本庁舎の移転新築も含めた建替えへ/2019年度以降にプラン策定

 東京都三鷹市は、本庁舎が建設から46年を経過し、老朽化していることを踏まえ、2012年度から建て替えの検討を開始する。次期総合計画となる第4次基本計画の素案に主要事業の一つとして位置付けており、新たな用地取得による移転新築なども視野に入れ、幅広く検討する。計画後期の19-22年度の間に基本的な整備の方向性を示す建て替えプランをまとめる方針だ。
 現庁舎の規模は地下2階地上5階建て延べ9775㎡。設計は石本建築事務所が担当し、1965年に完成した。老朽化が進んでいるため、以前から建て替えの必要性が指摘されていたが、今回の素案で検討することを正式に位置付け、初めてプラン策定の時期などを明示した。
 同市は市役所南東に隣接する三鷹市場跡地約2haに、現庁舎の敷地南側にある第1、第2の両体育館と福祉会館の機能などを集約した新川防災公園・多機能複合施設の建設を計画している。
 同事業は13年度の着工、16年度の完成を予定。完成後に3施設の跡地を本庁舎の建て替え用地に充てることも考えられる。
 一方で複合施設の駐車場としての利用も想定されているため、建て替えに当たっては、移転新築も含め、あらゆる可能性を検討することにしている。
 現庁舎の所在地は同市野崎1-1-1。

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