福井コンピュータは、情報化施工のTS(トータルステーション)出来形管理で作成する無料ツールの提供を10日から始める。TS出来形のXMLデータを検査時に素早く確認できるもので、同社は「発注者と受注者双方に確認用ツールとして活用してほしい」と呼び掛ける。
国土交通省では、2013年度からTS出来形管理技術の使用を1万m3以上の土工工事に指定した。TSで測量した位置座標データを出来形値に変換し、設計データとの差を算出する技術で、既に12年11月時点で309件の活用実績があり、活用率は65.3%に達していた。
同社が公開する無料ツールは、発注者が検査時に受注者の作成した「基本設計データ(XML)」を、設計図書に基づき間違いがないかを把握できる。検査前に受注者がチェック用として使うこともでき、設計や計測のデータを3次元モデルを使って確認できる機能も搭載している。
ツールは、同社ホームページの特設サイト「TS出来形普及推進Site」から無料でダウンロードできる。
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