現場の墜落事故防止に普及が進むフルハーネス型安全帯。主要メーカー8社の出荷本数は直近2012年度実績で6万本を超え、前年度に比べ2倍近い伸びを示す。「13年度は5割増を見込む」と手応えを口にする谷沢製作所(東京都中央区)では、新型「誉(ほまれ)」を満を持して市場投入した。
背中の部分をY字型にしたタイプで、2本の肩ベルトが背中のD環と腰のベルト止めによって1本にまとめて下ろす構造。背中はすっきりし、動きやすく、胴ベルトに工具袋を取り付けるスペースも大きくなった。同社製品の特徴である部品のみの交換可能な構造も取り入れている。
これまでフルハーネス型安全帯は作業員のサイズに合わせた規格設定が難しかった。身長や体重に加えて体型を踏まえる必要があり、同社は独自調査で最適なサイズを導き、S・M・Lの3種類を設定した。初年度に2万本の販売を目標に置いている。
問い合わせは同社営業部・電話03-3552-5581。
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