2013/12/13

【硝子】宙に浮く階段! 旭硝子がサスペンション構造で実現

旭硝子の機能体感スペース「AGC studio」(東京都中央区)に、世界初となるサスペンション構造のガラスらせん階段が完成した。つり下げたガラス階板を独立して固定することで“宙に浮く階段"の実現となった。

 意匠設計をデザインヌーブ(東京都世田谷区)の太田浩史氏、構造設計を佐藤淳構造設計事務所(東京都港区)の佐藤淳氏が担当した。ガラス階段の多くは階段側面のガラス板で支える構造が中心だが、両氏は緻密な構造計算と実物大モデルの実験を経て、階板の独立固定に成功した。
 曲面状の階段手すりには、同社の化学強化特殊ガラス「レオフレックス」を建材用途として初採用。薄いガラスであるため、あらかじめ曲げ加工せず、平らなガラス板を2枚合わせた上で曲げながら設置する方法を採用した。同社は、ここで得たノウハウを新たなガラスの使い方として営業提案する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)


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