便器もスタイリッシュな時代に--。日本レストルーム工業会によると、高さ650mmを下回る「ローシルエット便器」の出荷が年々増加している。製品が登場し始めた2000年以降の累計出荷台数は8月末時点で500万台を突破し、出荷比率は洗浄式大便器の18%を占めるまでに拡大した。
ローシルエット便器は、高さを低く抑えた製品で、温水洗浄便座が一体化したものも多く、メーカーの中にはハイグレードの売れ筋製品を位置付ける社も多い。スタイリッシュでコンパクトなデザインにより、空間をすっきりと演出できる効果もあり、最新機能を搭載した先進性で人気も高い。
00年時点の出荷比率は大便器全体の0.7%に過ぎなかったが、年を追うごとに比率は高まり、現在は2割に届く勢い。07年に入り、年間30万台を超える出荷となり、13年からは50万台を突破し、15年も同水準で推移する見通しだ。
主な製品はアサヒ衛陶「ワンピース」、ジャニス工業「スマートクリン」、TOTO「ネオレスト」、パナソニック「アラウーノ」、LIXIL「サティス」。統計は5社の出荷数を合算した。
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