「学生たちが考える、将来の家」をテーマにモデルハウスを建築・展示する「エネマネハウス2015」が17日、横浜市西区高島町1-2-37のみなとみらい21地区57街区で始まった=写真。エネマネハウス事務局(委員長・村上周三建築環境・省エネルギー機構理事長)の主催、横浜市の共催で、エネルギー、ライフ、アジアをコンセプトに5つの大学がモデルハウスを建築し、11月1日まで展示する。31日午後3時30分から、はまぎんホール(西区)で表彰式・講評会を開く。
参加校は関東学院大、芝浦工大、山口大、立命館大、早大。各大学は建物2階に家庭菜園を設けた「グリーンハット2030」、可変可能な居住システムを持つ集合住宅「繋ぐ住処」、削りとる省エネから脱却する「やまぐちさんの家の風」、アジアを見据え水の有効利用を図った「水と暮らしの重ね箱」、住まい手が積極的に住宅と関わり成長を続ける「ワセダライブハウス」を提案した。
開会式で村上委員長は、関係者の協力に感謝するとともに、新しい住環境や快適性・健康性など「省エネ・創エネのアイデアがたくさん提案されていた」と力作ぞろいであった点を評価した。その上で「主役は学生。この機会に多くの経験を積み、発見し、将来の日本の住宅、省エネを担うことを祈念している」と開会を宣言した。
来賓の鈴木伸哉横浜市副市長は、環境未来都市の横浜にとって住宅部門の省エネ対策は重要であるとの考えを示した後、「今回の作品にはいろいろなヒントがある。それをしっかり受け止め、横浜でみんなが住みやすいまちづくりを進めたい。それが国内に広がり、海外展開する流れを生み出していきたい」と期待を込めた。
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