きんでんは8日、兵庫県西宮市のきんでん学園で第47回電力本部技術・技能発表大会を開いた。前田幸一社長を始め社員ら約740人が参加し、77人の選手が秋晴れの下で日ごろ培った技術を競い合った。ネットワーク工事の部は奈良支店チーム、電力通信工事の部では和歌山支店チームが最優秀賞に輝いた。
大会は、安全最優先の浸透や技術・技能の伝承を目的に毎年開催している。開会式では、大会会長の大西良雄取締役専務執行役員電力本部長が「ことしも社内研修行事として開催するが、これまで受け継がれてきた『きんでんブランド』をより盤石なものにするという目的は変わらない。一致団結したチームワークと卓越した施工力に期待している。選手の皆さんは各支店を代表して参加している。その誇りを胸に、すばらしい大会にしてもらいたい」とあいさつした。
課題説明後、京都支店チーム作業指揮者の垣尾良昭氏が選手宣誓して競技がスタート。多くの社員の声援を受け、各チームの選手は大きな声を出し合って相互確認し、安全基本ルールを順守しながらもスピーディーに作業を進めていった。
電力通信工事の部 |
「ネットワーク工事の部」は8人構成の7チームがエントリー。きんでん学園に常設されている電柱などを使い、高圧引込開閉器新設工事に伴う低圧負荷分割と2世帯住宅への引込低圧線の新設工事を行う課題に挑戦した。作業時間は120分。審査の結果、最優秀賞は奈良支店チーム、優秀賞は姫路支店チーム、優良賞は滋賀支店チームとなった。
「電力通信工事の部」には7チーム(各チーム3人)が参加。作業時間90分で、既設クロージャへの光ケーブル取り付け、既設クロージャ間における切り替え接続、架空ケーブル撤去などを行う作業に取り組んだ。最優秀賞は和歌山支店チーム、優秀賞は滋賀支店チーム、優良賞は神戸支店チームだった。
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