茨城県魅力ある建設事業推進連絡会議(CCI茨城)は1日、ひたちなか市立那珂湊中学校(道口満男校長)で2015年度建設体験学習を開いた。2年生159人が体育館脇の通路横に校倉(あぜくら)工法で木造倉庫の建設に着手。今後、体験学習となる各種作業を進め、11月中旬の完成を目指す。写真は鉄筋を配置する生徒たち。
体験学習は次代を担う生徒たちが実体験を通じて建設産業の魅力や仕事内容を理解してもらうことなどを目的に毎年開催している。倉庫の建設は茨城県建設業協会の青年部組織「建設未来協議会(増子秀典会長)」大宮・大子地区会が中心になって協力している。
冒頭、CCI茨城の山田道雄茨城県土木部検査指導課課長補佐は「きょうの体験をもとに、今後、建設産業に興味・関心を持ってほしい」とあいさつした。続いて茨城建協の岡部高明常務理事は「建設産業の魅力やものづくりの大切さを感じてほしい。そして、今後の進路選択の糧になることを願っている。作業には危険が伴うので監督者の指導に従い、安全に進めてほしい」と話した。
学校を代表して道口校長は「建設現場は日ごろ目にすることができない。この貴重な体験を実りある豊かなものにしてほしい。将来、この中から世界的な建築家が出ることを期待している」と述べた。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿