関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所は10日、横浜市神奈川区の同事務所内に設けた人工干潟「潮彩の渚」で、江戸前アサリ「わくわく調査」を実施した。近隣の小学生約20人が参加。横浜沿岸部で数少なくなった干潟で、アサリの採取とともに、カニなどの生物と戯れ、身近な自然を楽しんだ。
冒頭、赤倉康寛所長は「横浜技調」の愛称を持つ事務所の事業や港湾整備の重要性、海に対する環境配慮を目指した干潟の整備と活用などを説明し、「干潟で大切な調査をした後、干潟を楽しんでもらえる時間もある。きょうはケガのないようにしてほしい」とあいさつした。
干潟で採取したアサリの殻長を計測 |
アサリは干潟の代表的生物だが、近年、東京湾では減少を続けている。このため、アサリがいつ、どんなところで「わく」のかを調査し、この結果をもとに、アサリが毎年、東京湾で「わく」ような取り組みを進めている。
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