2016/06/18

【現場の逸品】電源なしで1時間280tを吐出! 浸水対策にモバイルポンプ「BETSY」


 ラサ商事(本社・東京都中央区、井村周一社長)は、多様な現場で活用できる自吸式多目的モバイルポンプユニット「BETSY(ベッツィー)」の販売を始めた。集中豪雨に伴う浸水対策として工事現場や工場、自治体、消防機関などに幅広く売り込む。

 ユニットは無閉塞型ポンプとディーゼルエンジンを一体化したもので、ごみや草木などを含む汚水や汚泥を吸い込んでも詰まることはないという。吐出量は1時間当たり約280tで、約100時間の連続運転が可能だ。専門知識がなくても簡単に設置、操作できる。
 2tトラックの荷台に搭載し、電源がなくても使用できる。浸水対策や高波、河川氾濫などBCP対策として幅広い用途に提案する。サイズは幅1046mm、長さ2620mm、高さ1690mm。価格は1570万円(税別)。問い合わせは同社・電話03-3667-0091。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【首都高速道路会社】首都高を災害時の緊急ルートに! 初動対応のに軽量化資材開発  首都高速道路会社が道路啓開の技術開発に力を入れている。同社保全・交通部点検・補修推進室の木伏基補修推進課課長代理は「首都高速道路を災害時の緊急車両ルートにするため、防災対策用緊急資材を民間企業とともに開発してきた」と強調する。土のう、スロープ、渡し板という一見どこにでもありそうな緊急資材だが、これまでの経験を生かし、迅速な初動対応がしやすいような工夫が随所に見られる。写真は11月のハイウエイテクノフェアで展示された一連の資材  東日本大… Read More
  • 【防災アプリ大賞】16年度対象は「ハザードチェッカー」(兵庫県立大学大学院有馬研究室)!  国土交通省と国土地理院、内閣府・防災担当は、スマートフォンなどで利用することができる災害時に役立つ防災アプリケーション(防災アプリ)の普及に取り組んでいる。取り組みの一環として、ことし6月に近年、多発している水災害への対応を目的にした防災アプリを公募。審査の結果、「ハザードチェッカー」(兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科有馬研究室)=写真=を2016年度の防災アプリ大賞に決定した。  ハザードチェッカーは、現在地あるいは指定し… Read More
  • 【熊本地震】支援輸送の拠点・熊本空港の震災対応と復旧工事 17年1月の工事完了目指す  4月14日と16日に最大震度7の地震が襲った熊本県。8000棟を超える住宅が全壊、311の公共施設にも被害が及んだ。新幹線と高速道路がすぐに使用できない状況で、復旧支援に大きく貢献したのは益城町にある熊本空港だった。支援輸送の拠点となり、19日には民間航空機の旅客便運行も再開した。現在は、ターミナル閉館後だけでなく昼間の時間帯にも工事を進め、2017年1月の復旧工事完了を目指す。写真は国内線ターミナルビルと管制塔  空港施設を運営する… Read More
  • 【博多駅前陥没】セメント500tを30時間供給! 「オール福岡」の一翼担った麻生セメント  麻生セメントは、福岡市の地下鉄工事における道路陥没事故の早期復旧を可能にした「流動化処理土」による埋め戻し処理において、原料となるセメントの大半に相当する400-500tをジャストインタイムで供給した。  作業が始まったのは事故発生から約9時間後の11月8日午後2時30分。流動化処理土の製造技術を有する2社が同社のユーザーであったことから、復旧工事当初から同社社員1人がユーザーのもとに駐在し、製造プラントの稼働・出荷状況を逐次確認。現場… Read More
  • 【中部地整】女性TEC-FORCE隊員と女性自衛官らが意見交換 災害現場での課題と体験話し合う  中部地方整備局は15日、名古屋市中区の名古屋合同庁舎第2号館で「ウーマン・レスキュー意見交換会」を初開催した=写真。被災地支援や人命救助に従事した陸上自衛隊、日本DMAT(災害派遣医療チーム)など各機関の女性職員を招き、同局の女性TEC-FORCE(テックフォース=緊急災害対策派遣隊)隊員が災害現場で活動する上での課題などを話し合った。  同局は9月の台風10号で被災した東北地方を支援するため、東北地方整備局の災害対策本部に総括班として… Read More

0 コメント :

コメントを投稿