2016/06/10

【道建協北陸】楽しみながら理解深める トンネル舗装現場に児童52人


 日本道路建設業協会北陸支部(上條桂一支部長)は9日、北陸地方整備局長岡国道事務所が整備を進める上越魚沼地域振興快速道路の国道253号八箇峠道路で、新潟県十日町市立川治小学校の4年生52人を対象とした現場見学会を開いた。会場となった八箇峠トンネル舗装工事(施工者・福田道路)の施工区域内には建設機械などを設置。子どもたちは土木構造物や建機のスケールに圧倒されながらも、道路の役割について理解を深めていた=写真。



 冒頭、上條支部長は「現場に足を運ぶ機会は少ないと思うので楽しみつつ、道路の大切さやそれを造る大変さを感じて下さい」とあいさつした。その後、児童は3班に分かれ、バスでのトンネル坑内見学、ロータリー除雪車、バックホウの試乗、ダンプトラックの死角確認を実施。一部の男子はバックホウのバケットの中に入り、容量の大きさに驚いていた。
 最後に道建協北陸支部の担当者が同支部のリーフレットを使って、道路の成り立ちや必要性などを説明した。会場には舗装技術などを紹介する展示ブースも設けた。
 今回の現場見学会は長岡国道事務所、福田道路とともに、建機の提供などで村山土建、丸山工務所が協力した。
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