パパの5割は、洗濯ものを干す--。旭化成ホームズは、「いまどき30代夫の家事参加の実態と意識」の調査結果をまとめた。共働きが多数派を占める“ポスト団塊ジュニア世代”夫婦の家事や、子育て分担の実態や意識を調査した結果、夫の家事参加が大幅に進んでいる一方で、意識はあっても家事を上手にできない「チョイカジパパ」が多いことが分かった。調査結果を踏まえ、夫目線を入れた住宅など、夫婦が家事協力しやすい住まいの提案につなげる。
調査の結果、夫の7割近くが「出産後も妻に仕事を続けてほしい」と思っているとともに、25年前と比べて現在の夫の家事・育児への関与度が高く、夫婦がスクラム体制で仕事と家庭を両立させている実態が明らかになった。一方、育児も家事も完璧にこなせる夫は約3割にとどまり、「もっと妻をサポートしたい」と感じながらも実際には家事に自信がなく、あまり関与できていない夫が多いことも分かった。こうした「チョイカジパパ」は育児には積極的にかかわるが、妻からの“ダメ出し”に弱く、自信がないため調理などへの関与が少ないのが特徴だ。
調査結果を踏まえ、夫目線を中心に「調理」「洗濯」「衣類管理」の住まいの改善を考察。夫婦が共同作業しやすい「マルチアイランドキッチン」などを提案している。
調査は、ことし発足から25周年を迎える同社共働き家族研究所が行った。
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