岡山県真庭市は、CLTの普及促進の一環として、久世駅の一角に建つトイレなどで、1級建築士または2級建築士の資格を持つ女性技術者を対象に「久世駅CLTモデル建築物(仮称)設計コンペ」を実施する。参加表明書は3日から17日まで、建設部都市住宅課で受け付ける。7月1日から13日まで、1次審査提案書を受け付け、29日に結果を発表する。2次審査提案作品の受付期間は、1次通過者を対象に文書で通知する。8月29日または30日で調整中のヒアリング、2次審査を経て最優秀作品1点、優秀作品1点、入選作品3点を選定する。審査委員長には、シーラカンスK&Hの工藤和美氏を招く。写真はJR久世駅舎全景(南側)
参加資格は市の有資格者で1級建築士または2級建築士の登録、地方公共団体の公共施設設計実績など。配置技術者については、1級建築士または2級建築士の資格を持つ女性を対象とし、同資格取得者との連名でも参加可能。1次審査を通過し、ヒアリングを行った者に対しては、提案図書のプレゼンテーションやその準備にかかる費用として10万円が支払われる。
提案課題は、地域の人、散走(地域の「人・モノ・コトを楽しむ」ことが目的の新しい自転車の楽しみ方)プログラムなどの参加者や旅行者の休憩場所として、子ども連れから高齢者まで誰もが安心して心地よく使えるよう、「快適なトイレ」と「自転車を利用する観光客にとって利便性の高い施設」とするため、地域の森林資源を活用したCLT建築物を設計する。
業務内容は、久世駅CLTモデル建築物新築に伴う基本・実施設計一式、コスト縮減検討書作成、地域住民を対象とした各種説明会・会議への参加、協力、答弁(議会、庁内会議等)など。業務規模は350万円程度(税込み)を想定している。履行期間は2017年2月末まで。
計画地は、同市久世2470-2の敷地2263㎡。施設はCLT構造平屋建て50㎡程度とし、予定工事費は3500万円以下(同)とする。
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