中村建設(中村光良社長)=写真=は5月30日、奈良市の奈良ロイヤルホテルで「Communication Forum2016」を開いた。安全大会に代わるものして実施しており、ことしは「情報化施工~建設現場の新時代~」をテーマに、建設現場のIoT(モノのインターネット)についての講演や同社が取り組んでいる各種の事例発表などを行った。
冒頭、中村社長は「業界にとって人材不足や技能者の高齢化などは深刻な問題だ。その責任を、自分たちがやるべきことをせず、行政や世間の責任にしていることを是正していくべき」と指摘した。
その上で、「情報化施工はやるべきことの1つで、地域建設業として必要な情報化施工とは何なのかを議論し、形にしていきたい。そのことが魅力ある業界としてのアピールにつながる」とあいさつした。続いて、安全協力会の森村彰博会長もあいさつした。
第1部の基調講演では、コマツレンタルの小野寺昭則社長が「建設現場のIoT『SMART CONSTRUCTION』」、砂子組の真坂紀至営業部次長が「建設IoTが施工管理を変える」をテーマに講演した。
第2部では、中村建設技術本部の薩川涼氏が「高石会館竣工報告」、同社管理グループの正木千佳氏が「TOCfEの思考ツールによる社内分析」について事例を発表した。中村社長も熊本地震に対する支援活動について報告した。
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