東京メトロ本社に配備されたセロ250 |
配備したバイクは行政機関で導入実績のあるヤマハ「セロー250」(排気量250cc)。転倒時に運転者を守れるよう各種装備を追加しているほか、ナビゲーションシステムを全車に搭載し、機動力を高めている。
バイクを使用すれば、同社から駅までの歩行ルートを事前に確認できるため、人的応援が可能になるほか、その後も継続的かつ機動的に多くの情報を収集し、対策本部に報告できる。このため、同社では自然災害だけでなく事故なども含め、「これまで以上に的確に状況を判断し、迅速に対応することが可能になる」と見ている。バイクに乗車する社員12人も既に登録している。
災害情報の伝達システムは2月8日から運用を開始する。災害時には駅利用者の情報収集に活用してもらうため、他社に管理委託している駅を除く169駅全駅(357台)の改札口ディスプレーを使って、日本放送協会(NHK)の非常災害時緊急放送を映像、音声、字幕によって放映する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年1月30日 4面
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