アルジェリアで起きた人質事件を踏まえ、現地で高速道路の施工を進めている鹿島・大成建設・西松建設・ハザマ・伊藤忠商事JVも安全対策を強化している。施工区域は、事件があった南部に比べて危険性は低いとされているものの、事件発生後は不要不急の外出や夜間の外出を禁止した。現地に滞在している日本人は現在、鹿島単体で47人、JVで約90人、協力会社やコンサルタントなどを含めると200人弱に及ぶ。
鹿島は、「外務省による危険情報をベースとした安全対策を導入しており、従来から南部には行かないよう呼び掛けてきた。居住地区となる各キャンプは、高さ2.5mほどの壁で囲い、武装した警備員を24時間体制で配置している。このほか、県境を越える移動にはアルジェリア軍の憲兵が同行するなどの安全対策を行っている」と話している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年1月24日版 3面
0 コメント :
コメントを投稿