東京地下鉄は、銀座線19駅の全駅リニューアルに向けて実施している上野・稲荷町・神田の3駅を対象としたデザインコンペに、計484件の応募登録があったことを明らかにした。今後、2月13日まで作品を受け付け、3月1日に1次審査結果を公表、同下旬に最優秀賞1点、優秀賞2、3点、入選数点を選定する。
同社は銀座線開業90年となる2017年度までに浅草~京橋間(うち日本橋駅は18年度中)、22年度までに全駅のリニューアルを行う計画。
エリアコンセプトが下町エリアとなる浅草~京橋間にあるコンペ対象の3駅は15年度から工事に入る。上野と稲荷町の提案課題はプラットホームと改札口周り、神田はプラットホームと地上出入口となる。審査は同社の入江健二常務を委員長とする13人で構成する審査委員会が担当。
時期は未定だが、今後他のエリアでも順次デザインを公募する予定だ。経験、資格などを問わないデザインコンペであるため、設計者は有資格者を対象に別途選定する。全駅リニューアルに伴う投資額は約500億円を見込んでいる。
今回のコンペの賞金は最優秀賞が50万円、優秀賞が30万円、入選が10万円。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年1月28日 4面
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