2013/01/08

【築地市場】豊洲への移転を1年延期 東京都中央卸売市場

現在の築地市場(写真:wikipedia)
東京・築地市場の豊洲移転が1年延期する見通しになった。汚染土量が想定よりも上回り、現在、5-7街区の計3街区で進める対策工事が長期化するためだ。これにより、2012年度中に発注を予定していた施設群で最大規模となる水産仲卸売場棟の建築工事は13年度にずれ込むことになる。

 当初の整備スケジュールでは豊洲新市場の建設地となる江東区豊洲6丁目の5-7街区約40.7haの土壌汚染対策工事を年度内に完了させ、12年度末から先行的に6街区の水産仲卸売場棟の建築工事に着手する計画だった。
 新市場は延べ約9万3000㎡の青果棟(5街区)や延べ約17万2000㎡の水産仲卸売場棟(6街区)、延べ約14万3000㎡の水産卸売場棟や管理棟(7街区)で構成する。
 今年度内の発注が予定されていた水産仲卸売場棟は「土壌汚染対策工事の進捗状況を見ながら、発注に向けた準備を進める」(中央卸売市場施設整備課)ため、13年度での発注になるという。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年1月8日4面



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