2013/01/21

【アロマ】JR信濃町駅が癒しの空間に!! 東鉄工業らが「みどり香る駅」計画

信濃町駅(写真:663highland)
東鉄工業などはJR信濃町駅(東京都新宿区)で、香り豊かな草花に囲まれた癒し空間を創出する「アロマステーション化プロジェクト」に乗り出す。乗降客の動線や風の通り道も考慮し、外構や壁面だけでなく、改札内にもプランターを設置する。視覚的にも優れ、駅利用者の心理的ストレスの緩和を目指す“香る駅"は、今春にお目見えする予定だ。

 プロジェクトは東鉄工業、東日本旅客鉄道(JR東日本)信濃町駅、桐蔭横浜大学飯島研究室(飯島健太郎准教授)の3者で共同実施する。この提案は、環境省主催の「第7回みどり香るまちづくり企画コンテスト」で、日本アロマ環境協会賞を受賞。副賞として、事業実施に必要な植物の一部が提供されることになっている。
 同駅では、シトラス系の香りをベースにしたハーブ緑化を行い清潔感と爽快感をもたらすほか、各種樹木やツル植物によって季節感を演出する。
 一部壁面は既に、一般的なポット式に比べて大幅な薄型化が可能な「EGD(エコ・グリーン&デザイン)工法」で緑化されているが、香りを考慮し、季節ごとに適した草花に入れ替えていく。改札内にはスペースを取らない「EGDプランター」を設ける。
 日本アロマ環境協会の宇田川僚一理事長は、「人が集まる駅に香りの場を作るという公共性が高く、アイデアも秀でている点を評価した。今後の公共空間における香り環境創出のモデルケースになることを期待している。ぜひ、実現し拡大してほしい」としている。

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