2013/01/08

【新年】建設業11団体が賀詞交歓


建設業関係11団体は7日、東京都港区の東京プリンスホテルで、2013年新春賀詞交歓会を開いた=写真。会員企業や行政など関係者が参加し、新年の門出を祝った。日本建設業連合会の野村哲也会長は「建設産業の底力を発揮する」としたほか、淺沼健一全国建設業協会会長が「『レジリエント』な日本」という方向を目指す考えを示した。

 主催者を代表して日建連の野村会長は「震災復興や防災・減災対策の公共事業を始めとする大規模な補正予算案の編成が進んでいる。執行に際して、迅速な施工に万全を期さなければならない。いまこそ建設産業の底力を発揮し、全国的な防災・減災対策、インフラの維持管理・更新など真に必要な社会資本整備に貢献したい」とあいさつした。
 太田昭宏国土交通相の代理として出席した鶴保庸介国交副大臣は「建設業界とは、メンテナンスの部分で新しい技術の集約や情報交換をさせていただかなければならない時代がきている」と述べた。
 田村憲久厚生労働相のあいさつ後、淺沼全建会長が「大型の財政支出の一方で、職人や資材の問題などが心配だ。しかし、日本を強くするために絶対、やり遂げなければならない」との決意を表明した上で、「国土の強靱化という議論がされている。しかし、それよりも『レジリエント』な日本、しなやかな日本という方が方向性として合っている。全建も『レジリエント』な協会になることを目指すべきと考えている」とあいさつし、乾杯した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年1月8日1面



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