東京急行電鉄と東急不動産は、組合施行の二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業に伴い整備する商業施設やホテルの計画概要をまとめた。商業施設の低層棟に東京都世田谷区内で初となるシネマコンプレックス(複合映画館)やフィットネスクラブなどを出店するほか、高層棟の上層階に約110室の客室など備えたホテルを整備する。2012年1月に着工した同事業は鹿島の施工で15年4月の完成を予定している。
同プロジェクトは世田谷区区玉川で進める都内最大級の再開発「二子玉川ライズ(施行面積約11.2ha)」の第2期事業(同約3.1ha)で、総事業費約392億円を投じ、RC一部S・SRC造地下2階地上30階建て延べ約15万6400㎡の再開発施設を建設する。参加組合員、地権者として参画する両社は完成後に賃貸事業を行うことになっている。
低層棟は二子玉川駅から二子玉川公園(仮称)までをつなぐ歩行者専用通路(リボンストリート)沿いに配置。店舗面積約1万1000㎡(30区画)内に東急レクリエーションが10スクリーン、約1700席規模のシネマコンプレックス(109シネマズを予定)、東急スポーツシステムがエリア最大級のマシンジムと25mの本格的プールなどを備えた総合型フィットネスクラブ(仮称・アトリオドゥーエ二子玉川)を出店する。
隣接する高層棟のオフィス上層階には東急ホテルズがカジュアルダイニングやレストランのほか、区内初となる宴会場を設けたシティホテル(エクセルホテル東急ブランドを予定)を出店する。
2期事業の設計・監理は日建設計・アール・アイ・エー・東急設計コンサルタントJV、建築外装とランドスケープデザイン監修はコンラン&パートナーズが担当している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年1月25日 4面
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