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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2013/01/31

【なでしこ】“女子力"で情報化施工を盛り上げ! 企業の枠超えた「なでしこエンジニア」

測器メーカー、道路舗装会社、重機メーカー、建機レンタルの女性社員が、情報化施工の普及を目指して立ち上げた「なでしこエンジニアの会」が3回目の会合を開いた。同会は、昨年1月に7人で発足。その後半年に1回のペースで勉強会を開催している。今回は、埼玉県秩父市のキャタピラージャパン秩父デモセンターで開き、13人に増えたメンバーでブルドーザーやバックホウなど情報化施工機械を学んだ。

【復興版】「想定外」を想定する 津波の浮力使った新避難タワー

政府の地震予測などに基づき、太平洋沿岸の地方自治体で津波避難ビルの建設構想が相次ぐ中、新たなアイデアを盛り込んだ避難施設を提案する動きが出てきた。避難ビルに浮力を持たせた浮島を仕込んでおき、万が一避難ビルの高さを超える巨大津波が発生した場合、浮島が中心部のポールに沿って浮上して人命を救うという発想だ。「想定外」を想定した対策と言える。

【建築】日本建築大賞候補に6作品 JIAが2月2日に公開審査会

昨年の受賞作「ホキ美術館」
日本建築家協会(JIA)は2月2日、東京都渋谷区の建築家会館で2012年度優秀建築選の公開審査会を開く。候補6作品の中から第8回日本建築大賞1点が決まる。JIA各賞(新人賞、25年賞、環境建築賞)の受賞作品も発表する。審査委員は、斎藤公男、三宅理一、大森晃彦の3氏。

2013/01/30

【現場の逸品】汚染土壌処理に加工しやすい放射線低減膜「ラプロテックス」

太陽工業、平岡織染は共同で、放射線低減膜材料「ラプロテックス」の開発に成功した。人体に有害な放射線の通過を低減させるため、ポリエステル繊維の基布に胃部X線検査にも使われる「硫酸バリウム」と塩化ビニール樹脂などをコーティングした。低レベルの放射性物質を含んだ土壌や焼却灰を入れる除染用バッグ、野積みシートとして売り込む。

【新戦略】東京メトロがバイク! 災害時の状況確認にセロ250を配備

東京メトロ本社に配備されたセロ250
東京地下鉄は、首都直下地震などに備え、災害対策を強化する。災害発生時に鉄道施設や地上部の被害状況の確認などを機動的に行うため、本社にバイク4台を配備したほか、全駅に設置されている改札口ディスプレーを使って駅利用者が災害情報を収集できるようにする。同社広報部では、「調べた限り災害対応でこれまでにバイクを導入した鉄道事業者はいない」としている。

【大迫力】ヘリコプター使って超高層屋上から救助訓練 都市機構

東京都月島警察署と都市再生機構は29日、中央区佃のリバーシティ21イーストタワーズIIで救助・搬送訓練を実施した。高さ100m以上の超高層マンションでヘリコプターを使った訓練は警視庁、同機構とも初めての試み。訓練では、東京湾北部を震源とする地震により高層棟のエレベーターが停止した想定で、高さ約140mのマンション屋上からヘリコプターによる救助・搬送などを行った=写真。

2013/01/29

【新商品】初の天草産オリーブオイルを2月7日から発売/九電工


九電工は、天草産100%のエキストラバージンオリーブオイルを2月7日から発売する。初めて天草産を使用したオリーブオイルで、100mmリットル入り陶器ボトル55本の販売を予定している。価格は1万1550円。

【講演会】安藤忠雄氏「一人ひとりが目標持って建築を感じてほしい」


TOTOが主催する建築家・安藤忠雄氏の建築文化講演会が、北九州市の北九州芸術劇場で26日に開かれた=写真。安藤氏は「地方都市の可能性を探る」をテーマに、これまで手掛けた設計作品や大阪などでの社会活動を紹介した。

3県(岩手、宮城、福島)沿岸37市町村の廃棄物処理状況/全体の4割超える


環境省が25日に明らかにした2012年12月末現在の被災3県沿岸市町村の災害廃棄物および津波堆積物の処理状況は、災害廃棄物が1628万tのうち、715万t(約44%)となり、全体の4割を超えた。11月末に比べて100万t以上増加し、処理スピードが加速している。

2013/01/28

【建築賞】2月末まで参加者募集 兵庫事協「くすのき建築文化賞コンクール」

昨年の美・技・麗躯賞受賞作「雲井町の家」
兵庫県建築士事務所協会(山本康一郎会長)は、第10回くすのき建築文化賞コンクールの参加者を募集している。応募書類は2月28日まで、同協会で受け付ける。選考委員会が審査・選定し、5月27日に表彰式を開く予定だ。

【建築賞】大賞は「四季の家、料亭嵯峨野」 福岡県の美しいまちづくり建築賞

「料亭嵯峨野」
福岡県の第25回美しいまちづくり建築賞の受賞作品が決まった。大賞は住宅部門は「四季の家」、一般建築の部は「料亭嵯峨野」が受賞した。3月2日に太宰府市の九州国立博物館で開く福岡県景観大会で表彰式を行う。

【コンペ】応募登録は484件に 東京メトロの「銀座線、駅デザインコンペ」

東京地下鉄は、銀座線19駅の全駅リニューアルに向けて実施している上野・稲荷町・神田の3駅を対象としたデザインコンペに、計484件の応募登録があったことを明らかにした。今後、2月13日まで作品を受け付け、3月1日に1次審査結果を公表、同下旬に最優秀賞1点、優秀賞2、3点、入選数点を選定する。

【新工法】安藤建設が梁・柱ないRC住宅を実現! 躯体を厚肉化

壁と床を肉厚にして柱梁をなくした
安藤建設は、RC造集合住宅向けの厚肉床壁構法「An-Thick(アンシック)構法」を開発した。躯体を通常より厚い床版と壁版だけで構成する。従来のラーメン架構では、居室内に梁と柱が現れていたが、同構法はそれらが不要になるため、広くすっきりとした室内空間を実現できる。日本建築総合試験所から建築技術性能証明(第12-10号)も取得した。新たな躯体構法をメニューに加えることで、住環境空間に関する多様なニーズに応える。

【シンポ】2月15日に大阪で「三方良しの公共事業改革」シンポが開催

世間に風あたりの強い公共工事について、住民、企業、行政の三者が「みなよくなるように」という思いを込めて、地場建設業者らが「三方良しの公共事業推進研究会」を設立している。この研究会と全国建設青年会議が主催する公共事業改革推進カンファレンスが2月15日13:00から、大阪市のドーンセンターで開かれる。

2013/01/27

【現場】ハウスの天井にソーラーパネル 日建リースが2月からレンタル開始

日建リース工業は、電線を引くことが困難な場所でも電気を使うことができる、太陽光発電による蓄電型ユニットハウス「ソーラーバッテリーハウス」のレンタルを2月末から始める。CO2の排出がなく、ガソリン発電機のように騒音や排ガスを発生させないため、環境対策をアピールできる。

【現場最前線】万一の津波でも安心! 竹中のしらはたこども園整備

この上部は津波時の避難場所となる
千葉県の九十九里海岸から内陸に5㎞ほどの敷地で、ユニークなデザインの認定こども園の建設工事が進んでいる。子ども心をくすぐり、親しみを持ちやすい外観が特徴だが、実は大地震発生時の津波対策も考慮した緻密(ちみつ)なデザインでもある。このプロジェクトで設計施工を担うのは竹中工務店。4月の開園に向けて今、工事は佳境を迎えている。

2013/01/26

【モノニュース】コンクリ躯体の打音検査 第一波で状況把握

シスミック(東京都墨田区)は、打音の第一波をとらえ、コンクリート内部の状況を把握する建造物用打音検査装置「CHES-PEA(チェスピー)」を改良した。従来に比べ打撃性能を約2割向上させたほか、1.9キロの小型軽量で携帯性に配慮した。電池駆動を実現したことで、検査現場での作業効率性も高まった。

【素材】塩ビ製鳥居が口コミで話題に 震災後に注文急増

多賀城市の柏木神社
管工事業を営む中島ビニール加工(茨城県日立市)に転機が訪れたのは1994年。地元の神社で木製鳥居が劣化していることを聞き、試しに塩ビ管で鳥居をつくり奉納した。それがきっかけとなり、噂は口コミで全国の神社に広まった。
 東日本大震災では、被災地を中心に多くの鳥居が損壊・倒壊したほか、津波で流されてしまったケースもあった。塩ビ工業・環境協会(東京都中央区)は「復旧では河川堤防や国道などの社会基盤が優先されてきたが、ここに来てようやく神社の鳥居などにも目が向けられるようになった」と説明する。

2013/01/25

【二子玉】再開発ビルに世田谷初のシネコン!上層にはホテルも 東急電鉄ら

東京急行電鉄と東急不動産は、組合施行の二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業に伴い整備する商業施設やホテルの計画概要をまとめた。商業施設の低層棟に東京都世田谷区内で初となるシネマコンプレックス(複合映画館)やフィットネスクラブなどを出店するほか、高層棟の上層階に約110室の客室など備えたホテルを整備する。2012年1月に着工した同事業は鹿島の施工で15年4月の完成を予定している。

【BIM】CADベンダー10社が集結! 千代田区で一大フォーラム開催

国内の建築系関連CADベンダー10社が集結し、日本版BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の普及を目的にした「J-BIM連携フォーラム2013」が24日、東京都千代田区の東京ステーションコンファレンスで開かれた。冒頭あいさつした佐藤浩一福井コンピュータアーキテクト営業本部本部長は「各ベンダーの組み合わせの妙によるJ-BIM連携の効果を知ってもらいたい」と強調した。10社はBIM標準フォーマットであるIFC形式の円滑なデータ交換ができるようにシステム連携しており、フォーラムでは「寸劇」で分かりやすくデータ連携の効果が紹介された。

【風力発電】三菱重工が油圧ドライブで風車を大型化! 2015年から発売

三菱重工業は、油圧による動力伝達機構を採用した大型風力発電設備を開発し、横浜製作所(横浜市)で試験運転を始めた。風車を大型化する際に支障となる増速機や電力変換装置が不要で、故障しにくくメンテナンスはしやすくなる。引き続き7メガワット級の大型機開発を進め、ことし英国で陸上実証機、2014年に福島沖で洋上浮体式実証機の試運転を経て15年の市場投入を目指す。

2013/01/24

【くるりんポイ】キッチンにも「くるりん排水口」を搭載 LIXILが来月商品化

LIXILは、システムバスルームで好評を得ていた「くるりん排水口」を改良し、システムキッチンにも搭載する。水道水の流れる力でフィンを回し、排水時に渦流をつくり、その水流で汚れを軽減する。2月に発売するシステムキッチンのサンヴァリエシリーズ「リシェル」に標準装備する。

【復興】女川町にトレーラーハウスの宿泊村が誕生! 農地でも設置可能

津波被害が甚大な沿岸自治体の多くは旅館などの宿泊施設も被災し、復旧・復興に携わる工事関係者やボランティア、さらには被災者の家族・親族すら日帰りを余儀なくされるケースが少なくない。こうした中、宮城県女川町にトレーラーハウスを活用した宿泊施設が誕生した。被災した町内の旅館事業者4者でつくる女川町宿泊村協同組合(佐々木里子理事長)が設置・運営するトレーラーハウス宿泊村「EL faro(エル ファロ)」だ。昨年12月27日にオープンした。

【アルジェリア】人質事件受け、現地の鹿島JVが夜間の外出を禁止

アルジェリアで起きた人質事件を踏まえ、現地で高速道路の施工を進めている鹿島・大成建設・西松建設・ハザマ・伊藤忠商事JVも安全対策を強化している。施工区域は、事件があった南部に比べて危険性は低いとされているものの、事件発生後は不要不急の外出や夜間の外出を禁止した。現地に滞在している日本人は現在、鹿島単体で47人、JVで約90人、協力会社やコンサルタントなどを含めると200人弱に及ぶ。

2013/01/23

【房総と防草】千葉県コンクリート製品協組が雑草防止する側溝を開発!

道路境界ブロックなどのコンクリート製品とアスファルト舗装の境目は、寒暖の差や道路の振動によるアスファルト舗装のはく離ですき間が生じる。そのすき間からは雑草が生え、美観や安全を損なうだけでなく、道路管理者にとっては除草費用がかかり悩みの種となっている。この問題を解決するため千葉県コンクリート製品協同組合(花澤長文理事長)が開発した雑草抑制型道路用コンクリート製品『ウェーブボウソウ』だ。アスファルト舗装との接合部に「ウェーブ条溝」(波状の溝)を持たせた。

【復興】宮城県で気仙沼と大島を結ぶ橋が着工

大島架橋事業の模型
宮城県は23日、気仙沼市と離島・大島を結ぶ大島架橋事業の着工式を開く。18年度の完成を目指す。総事業費は約197億円を見込んでいる。気仙沼湾にある大島は、本土との交通機関が船舶に限られており、住民の利便性や安全・安心の確保、観光振興のため長年にわたり架橋整備が求められてきた。

【復興】東京都 4月から陸前高田と釜石の災害廃棄物を受入れへ

がれき処理は、まだ途上だ
東京都環境局は、新たに処理の進捗が伸び悩んでいる岩手県陸前高田市と釜石市の災害廃棄物を受け入れる方針を明らかにした。岩手県からの処理依頼を受けて、同県と締結した「災害廃棄物の処理基本協定」に基づき、4月から受け入れを開始する。

2013/01/22

【フォーラム】LEDの使い方提案を


環境省は15日、東京・大手町の日経ホールで「省エネ・照明デザインフォーラム2012」を開き、グランプリ受賞作3作品を表彰するとともに、照明デザイナーの石井幹子氏(石井幹子デザイン事務所代表)を招いた基調講演と、石井氏、審査委員長の大谷義彦元日本大教授、審査員の川上元美カワカミデザインルーム代表、武内徹二日本電球工業会専務理事をパネリスト、山倉礼士月刊商店建築編集長をモデレーターにパネルディスカッションを開いた。

【国内最大級クレーン】近畿道上空に83t橋桁 一夜で架設


阪神高速道路会社は19日深夜、守口ジャンクション(仮称)の建設工事(大阪府守口市)で近畿自動車道をまたぐ鋼製の橋桁(架設桁長26m)を一夜で架設した。橋桁は25tと58tの2ブロックに分け、近畿道の東西両方向からクレーンで吊り、順番に落とし込んだ。クレーンのうち1台は国内最大級という最大吊上能力550tを誇るオールテレーンクレーンを採用、高さ約30mの位置に慎重に架設した。施工は三菱重工鉄構エンジニアリング・駒井ハルテックJVが担当している。

【五十嵐太郎の〝窓から建築を考える〟】「開口部から人の関係を描く諏訪監督」

東京大学で開催された「建築の際」シンポジウムにゲストとして出席し、映画監督の諏訪敦彦と話す機会を得た。諏訪は『M/OTHER』(1999年)のように、あらかじめ台詞を用意した脚本を使わず、その場で俳優に即興的に演じさせることで、結果的にフィクションとドキュメンタリーのあいだで宙吊りになったような作品をつくることで知られている。この作品でも住宅という舞台を強く意識し、映画の空間をめぐって青木淳と対談をしているが(『住宅論-12のダイアローグ』INAX出版、2000年)、建築の立場からとりわけ興味深いのは、窓やドアなどの開口部を通じて、人の関係を緻密に描いていることだ。

2013/01/21

【史跡】「橋野高炉跡」石組(釜石)を修復/鴻池組


鴻池組は、東日本大震災で損傷した岩手県釜石市にある国指定史跡「橋野高炉跡」一番高炉石組の修復を完成させた。
 一番高炉石組は、36個の積石によって構成された石造構造物。外周は5.5m四方、高さは2.7m。1860年ごろに建設され、明治初期に廃炉となってからは経年劣化などで激しく損耗し、東日本大震災では積石の欠け、剥離やずれ、落下など大きな損傷を受けていた。

【シンポジウム】地域防災一体の道路計画が重要


土木学会東北支部(真野明支部長)は17日、仙台市青葉区のアエルで第4回「東北地方の橋梁保全に関するシンポジウム」を開き=写真、2012年2月に改訂された道路橋示方書をもとに、橋梁の長寿命化推進のための方策を探った。
 この日は、行政機関や建設コンサルタント企業などから約500人が参加。冒頭、あいさつに立った真野支部長は「全国には約70万もの道路橋があるが、その大半は高度経済成長期に建設された。人間に例えれば“還暦”を迎える橋も多く、さまざまな部分が悪くなっている。シンポジウムを通じて修繕コストを抑えながら安全性を確保する方法を考えてほしい」と呼び掛けた。

【アロマ】JR信濃町駅が癒しの空間に!! 東鉄工業らが「みどり香る駅」計画

信濃町駅(写真:663highland)
東鉄工業などはJR信濃町駅(東京都新宿区)で、香り豊かな草花に囲まれた癒し空間を創出する「アロマステーション化プロジェクト」に乗り出す。乗降客の動線や風の通り道も考慮し、外構や壁面だけでなく、改札内にもプランターを設置する。視覚的にも優れ、駅利用者の心理的ストレスの緩和を目指す“香る駅"は、今春にお目見えする予定だ。

2013/01/20

【現場の逸品】屋上架台もそのまま据付 サンコーテクノのあと基礎アンカー

「あと基礎アンカー」
サンコーテクノ(千葉県流山市)は、コンクリート陸屋根に太陽光パネルや設備機器の架台を設置する専用の「あと基礎アンカー」について、高強度タイプ(AKH-190)の販売を始めた。
 あと基礎アンカーは、金属製アンカー自体が基礎部となって架台を固定する。従来工法で使うコンクリート基礎が不要となるのが特徴だ。これまでは、耐荷重などの問題で施工が難しい場合があったが、せん断強度を2倍に高めることで対応が可能になった。

【どんと祭】宮城県でゼネコン各社が裸参り 早期復興、安全祈念

鹿島
小正月の恒例行事「どんと祭」が14日、宮城県内各地の神社などで行われた。このうち、300年以上続く大崎八幡宮(仙台市青葉区)松焚祭への「裸参り」には、安藤建設や大林組、鹿島、清水建設、仙建工業、西松建設、前田建設、ユアテックなどの建設企業各社が参加。氷点下の気温と、この冬一番の降雪の中、白鉢巻きや白さらし姿で御神火を参拝し、東日本大震災からの1日も早い復興と工事の安全、景気回復を祈った。

2013/01/19

【BIM】Sketch Upで3次元を身近に 日本代理店のアルファコックス

JR八王子前の現状をモデル化
3次元モデリングソフト『Sketch Up(スケッチアップ)』は、無償版とともに、2次元図面への書き出しなどが可能な有償版もあり、一般的なパソコンでも使うことができる。3次元を身近にしたソフトとして、活用の場を広げ続けている。
 有償版の日本販売総代理店で、モデリング業務も行うアルファコックス(東京都世田谷区)の廣瀬?伸社長は、2012年にスケッチアップがグーグル社からトリンブル社に移管され、今後は「測量機器や点群データとの連動が拡大する。土木から建築まで、上流から下流までを網羅したBIM対応の進展が期待できる」と説明する。

【写真】応募総数7747点 建設弘済会の道のある風景写真コンクール

「みらいを見つめる」
関東建設弘済会(奥野晴彦理事長)が1988年から毎年開いている「道のある風景写真コンクール」は、多くの子どもたちや学校に“道"を意識してもらう機会として好評を博している。25回目となった2012年は7747点の応募があり、前回の6590点を大きく上回った。

2013/01/18

【ビル解体】「縮むマルハビル」鹿島も大手町で新工法実施中!

鹿島は、東京・大手町で100mを超える超高層ビル「りそな・マルハビル」にカットアンドダウン工法を適用中だ。東京・赤坂で解体中の「赤プリ」、旧グランドプリンス赤坂は、大成建設がテコレップシステムで頂上から解体しており、テレビなど各種メディアに取り上げられているが、実は大手町でも「下から」ジャッキで解体する工事が行われている。

【梅田】4棟で55.7万㎡!「グランフロント大阪」 ついに4月26日に開業へ

大阪・梅田で建設中のうめきた先行開発区域「グランフロント大阪」(大阪市北区)=写真=の開業が4月26日に決まった。266店舗が集積する大型商業施設「ショップ&レストラン」、研究開発拠点のナレッジキャピタル、パナソニックセンター大阪の3用途がオープンする。大型商業施設の2013年度の売上目標は400億円と定めた。ゴールデンウイーク前に開業し、連休で集客に弾みを付けたい考えだ。

【復興】お弁当で東北の復興支援! 東日本高速がヤフーと共同開発

東日本高速道路は18日から、東北復興を支援する弁当を発売する=写真。石巻のブランド鮭「金華ぎん」、いくらや茎わかめなど、三陸地域の食材を取り入れた。弁当は、昨年石巻に復興拠点を開所したヤフーとの共同開発で、三陸の素材をアピールする。

【大画面】60インチモニター18枚でプレゼン 日建設計が本社に設置

日建設計は、超大型のモニターを同社東京ビルエントランスギャラリーに設置した=写真。ギャラリー展示との連動や大画面の迫力を生かしたプレゼンテーション、設計ツールとしての利用を想定している。社内でアイデアを募り、さらに用途を広げる。超大型モニター「nikken window」の全体サイズは縦4525×横4000mmで、60インチのモニター18枚で構成される。

2013/01/17

【連載】渋滞克服に挑む!3 「すいすいMOP工法」で超短期施工

都が採用した技術提案型総合評価方式では、価格に加え、工期短縮や施工計画、LCC(ライフサイクルコスト)の削減、環境対策といった技術提案を求めた。発注者として「短期間で2車線の陸橋をつくる」ということを基本条件に民間の最新技術、工法を引き出すため、特に技術点における工期短縮の配点比重を高めるなど、最重要の評価項目とした。

【橋梁】三井住友建設がPC橋梁ばかりの写真集を発刊

三井住友建設は、プレストレストコンクリート橋のパンフレット『Bridges』を作成した。同社が施工に携わった国内外4400橋に及ぶ橋梁の中から代表的な作品を写真とともに紹介している。写真のほとんどは同社社員が撮影した。

【超高層】「あべのハルカス」に専用HP 竹中工務店

ホームページ
竹中工務店は、同社が設計・施工(JV)を担当して大阪市阿倍野区で建設を進めている高さ日本一の超高層ビル「あべのハルカス」のウェブページ(http://www.abeno.project-takenaka.com/)を開設した。建築概要やその決定プロセスを紹介する「立体都市をデザインする」「災害に備える安全技術」「地球にやさしい環境技術」、施工面での工夫や導入技術を紹介する「300mを目指して」、プロジェクト工程や品質確保の取り組みをまとめた「設計施工によるものづくり」「フォトギャラリー」、担当社員らを紹介する「つくっている人たち」の7コーナーで構成している。

2013/01/16

【現場最前線】施工断面は100種類! 外環千葉区間・市川中工事

杭打ち機やクレーンが立ち並ぶ現場
東日本高速道路千葉工事事務所が建設する東京外環自動車道の千葉県区間。4つの工事区間のうち、北から2番目に位置する「市川中工事」は、高速道路部が全区間地下で、国道部は地上と地下が交差する複雑な構造だ。工区には、真間川、京成電鉄、国道14号など大規模な横断構造物があり、地下に構築する函体の断面構造は、百数十通りもの断面構成となった。千葉工事事務所の藤田直人菅野平田工事長は「近隣にも最大限配慮して施工に当たる」と意気込みを語り、難工事に挑む鹿島・大林・鉄建JVの社本芳明所長は「環境面への配慮に力を注いでいる」ことを強調する。

【連載】渋滞克服に挑む!2 異業種JVで一括発注!「新小岩陸橋」

供用後の新小岩陸橋

 地域の大きな期待に応えるため、都は早期に渋滞緩和を図る必要があった。
 通常の陸橋工事では、まず基礎を造って、柱を建て込み、橋そのものを造るという段階と手順を踏む。橋脚や橋台といった基礎は一般土木工事、橋は鋼桁やPC桁といったその他工事と、土木工事では発注する構造物によって業種が異なる。工事発注をベースに考えれば、業種ごとに期間をずらして発注していくのが普通だ。
 だが、「うまく契約を重ね合わせたとしても、基礎に1年、桁に1年半、道路舗装や照明設備、防音壁の設置など仕上げ工事に1年はかかる」(新井田功第六建設事務所工事課工務係長)というように、設計を含めれば、トータルの事業期間は4年を超えてしまう。

【BIM】ダービー・ビジネス・パークなど選定 テクラのBIMアワード

「ダービー・ビジネス・パーク」
テクラ(本社・フィンランド)は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)プロジェクトのコンテスト「テクラ・グローバルBIMアワード2012」を開き、世界各国から参加があった42件の中から、最優秀賞3部門と特別賞の計4件を選定した。

2013/01/15

【蘇る】都市機構と無印良品が大阪の団地をリノベーション

無印とのコラボで生まれ変わる
都市再生機構(UR)西日本支社とムジ・ネット(東京都豊島区)が進めてきた「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」による賃貸住宅が完成した。1960-70年代に関西圏で供給された「リバーサイドしろきた」(大阪市)、「泉北茶山台二丁」(堺市)、「新千里西町」(大阪府豊中市)の3団地が、「壊し過ぎず、つくり過ぎない」とのコンセプトで生まれ変わった。

【新工法】微量PCB含む変電設備を安全に解体 ベステラ

火気を使わずにトランスを解体する
プラント解体のベステラ(本社・東京都墨田区、吉野佳秀社長)は、ビルやプラントに設置された大型のトランス(変圧器)やコンデンサー(蓄電器)などの変電設備を安全、確実、短期間に解体する提案を積極展開している。特に、絶縁油にPCB(ポリ塩化ビフェニール)が微量に含まれるトランスやコンデンサーの解体には特殊な技術が必要なため、ダイオキシン類のばく露防止などで培った同社のノウハウを生かすことができ、特に注力している。

【CAD】ベクターワークスに面配列機能を追加

新製品発表会
エーアンドエー(東京都千代田区)は11日、2次元・3次元CAD「Vectorworks(ベクターワークス)2013」を発売した。10日に都内で開いたユーザー向けの新製品発表会では、開発元のネメチェック・ベクターワークス社のショーン・フラハティCEO(最高経営責任者)が出席し、カーテンウオール、アトリウム構造体、トラス構造体などの反復形状の3次元モデルを簡単に作成できる「面配列機能」など、約80の新機能を追加したことを強調した=写真。