「小さなまちにも質の高いものを楽しんでくれる人はいる。ここを拠点に魅力を発信していきたい」と語るのは、建築家の富永明日香さん(富永明日香建築設計事務所代表)。ふるさとの宮城県石巻市に戻り、江戸時代から続く実家の老舗陶器店・観慶丸本店の向かいにギャラリー兼事務所カンケイマルラボを構えた。
地元の高校を卒業後、武蔵野美大を経て東京芸大大学院に、給費留学生としてローマに滞在するなど都市形成史を専攻していたが、「もともと設計をやりたかった」と住宅や家具づくりに定評のあるレミングハウスの中村好文氏に師事した。独立後は、実家と事務所の改修や飲食店、住宅などの設計を手掛ける。「これまで積み重ねられてきたデザインのエッセンスをもとに新鮮味のあるものをつくっていきたい」と語る。その丁寧な家づくりは地元建築家の間で話題となっている。「細かいところに目がいくのは師匠の影響」と目を細める。カンケイマルラボでは陶芸家の個展などを開催している。「全国から人が訪れ、被災地の小さな通りににぎわいを生んでくれる。質の高いものを少しずつ広げていきたい」と、地道だが確かな歩みを進める。
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地元の高校を卒業後、武蔵野美大を経て東京芸大大学院に、給費留学生としてローマに滞在するなど都市形成史を専攻していたが、「もともと設計をやりたかった」と住宅や家具づくりに定評のあるレミングハウスの中村好文氏に師事した。独立後は、実家と事務所の改修や飲食店、住宅などの設計を手掛ける。「これまで積み重ねられてきたデザインのエッセンスをもとに新鮮味のあるものをつくっていきたい」と語る。その丁寧な家づくりは地元建築家の間で話題となっている。「細かいところに目がいくのは師匠の影響」と目を細める。カンケイマルラボでは陶芸家の個展などを開催している。「全国から人が訪れ、被災地の小さな通りににぎわいを生んでくれる。質の高いものを少しずつ広げていきたい」と、地道だが確かな歩みを進める。
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