東京・神楽坂に新たな商業施設「la kagu(ラカグ)」が誕生、10日にオープンする。東京メトロ東西線神楽坂駅前から広がるウッドデッキと、2階につながる大階段、1960年代に建てられた倉庫の骨組みをそのまま生かした空間が特徴だ。設計・監理は清水建設株式会社一級建築士事務所、デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所が手がけた。施工は清水建設が担当した。
S造2階建て延べ962㎡のフロアでは「昔からあるもの」「これからも大切にしたいもの」に価値を見いだすという「REVALUE」をコンセプトに、ファッションや生活雑貨、カフェ、家具などの「衣食住」と、ブックスペースやレクチャースペースでのトークショーなど「知」を加えたライフスタイルを提案していく。
倉庫は新潮社が所有、アパレルの企画、販売を行うサザビーリーグが運営する。
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左から隈氏、佐藤社長、鈴木会長 |
8日に開かれたオープニングセレモニーでは、鈴木陸三サザビーリーグ会長、佐藤隆信新潮社社長、設計者の隈研吾氏が、建設の経緯や今後の運営などについて思いを披露。この中で隈氏は、「神楽坂は坂道や路地など地形的な面白さがある。また倉庫の天井は、現在にはない細い骨組みで造られており、非常に格好いい。これは時間の持つ格好よさであり、地形の持つ格好よさを最大限に生かせるデザインを考えた」などと語った。
所在地は新宿区矢来町67。
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