首都高速道路会社は、インフラ維持管理が本格化する中で、構造物の点検技術の高度化の一環として、磁石式鋼橋点検装置「やもりん」の1号機(デモ機)=写真=を開発した。無線による遠隔操作で構造物を点検するシステムで、ネオジム磁石を採用した車輪で鋼桁に密着して移動し、搭載したカメラによって対象物を状況を把握できる。鋼桁外部や内部の段差などを乗り越えて点検できるのが特徴。走行用ベルト式の開発も進めるなど、今後、実用機の開発を加速させる。現在、特許出願手続中。
「やもりん」の車輪に採用したネオジム磁石1個の磁石の吸着力は1.5㎏。搭載したカメラから送られてきた画像をiPad(アイパッド)を使って見ることで、桁の状況を把握する。現在、30万画素程度だが、実用機では1200万画素までカメラ機能を高める予定。また、内蔵メモリーカードによって、より高画質で確認できるようにする。
磁石式鋼橋点検装置は、同社グループ企業の首都高技術(東京都港区)が開発を担当。土橋浩社長は、「狭い場所や点検が困難な所の点検の高度化に取り組んでいる。今回の開発はその一環」とし、桁のさびや塗膜の状態を初期段階で発見することを目的に開発していると説明する。早期実用化を目指す考えだ。
同技術は、11月20、21日に東京国際展示場で開催する「ハイウェイテクノフェア2014」(高速道路調査会主催)に出展する。
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「やもりん」の車輪に採用したネオジム磁石1個の磁石の吸着力は1.5㎏。搭載したカメラから送られてきた画像をiPad(アイパッド)を使って見ることで、桁の状況を把握する。現在、30万画素程度だが、実用機では1200万画素までカメラ機能を高める予定。また、内蔵メモリーカードによって、より高画質で確認できるようにする。
磁石式鋼橋点検装置は、同社グループ企業の首都高技術(東京都港区)が開発を担当。土橋浩社長は、「狭い場所や点検が困難な所の点検の高度化に取り組んでいる。今回の開発はその一環」とし、桁のさびや塗膜の状態を初期段階で発見することを目的に開発していると説明する。早期実用化を目指す考えだ。
同技術は、11月20、21日に東京国際展示場で開催する「ハイウェイテクノフェア2014」(高速道路調査会主催)に出展する。
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