国土交通省は17日、東海旅客鉄道(JR東海)が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線(品川~名古屋間)の工事実施計画(その1)を認可した。その1は土木構造物を中心に審査した。太田昭宏国交相が柘植康英JR東海社長に認可書を手渡した=写真。JR東海は、事業説明会の開催に並行して、工事発注を含めた準備作業を本格化させる。
17日の閣議後会見で太田国交相は「三大都市圏の人の流れを大きく変え、国民生活や経済活動に強い影響を与える重要な事業。トンネルの掘削に伴う建設発生土や、その運搬に伴う地域住民への影響、南アルプストンネルなど、難易度の高い工事が想定される。事業の実施にあたって、地域との密接な協力・連携に加え、環境保全や安全かつ確実な施工の3つの事項の確実な実施を求めたい」と述べた。
JR東海の柘植社長は報道陣に対し「いよいよ計画の段階から建設の段階に移る、大きな節目」と認可を受けた感想を率直に表現。「太田大臣の指示をしっかり受け止めて、特に地域との連携に十分配慮しながら、確実に、そして早期に進めていきたい」と力を込めた。
JR東海は今後、早期に関係する市区町村単位で事業説明会を開催した後、中心線測量、用地説明、用地測量を行い、用地取得に入る。明確な着工時期は示していないものの、品川、名古屋の両ターミナル駅や、南アルプスや中央アルプスといった長大山岳トンネルなど10年以上の工期が必要な工事や、用地買収が不要な品川や名古屋の大深度地下利用のトンネルの準備工事などを先行して進める模様だ。設計や測量などの完了を待って、15年の着工が見込まれる。
17日の閣議後会見で太田国交相は「三大都市圏の人の流れを大きく変え、国民生活や経済活動に強い影響を与える重要な事業。トンネルの掘削に伴う建設発生土や、その運搬に伴う地域住民への影響、南アルプストンネルなど、難易度の高い工事が想定される。事業の実施にあたって、地域との密接な協力・連携に加え、環境保全や安全かつ確実な施工の3つの事項の確実な実施を求めたい」と述べた。
JR東海の柘植社長は報道陣に対し「いよいよ計画の段階から建設の段階に移る、大きな節目」と認可を受けた感想を率直に表現。「太田大臣の指示をしっかり受け止めて、特に地域との連携に十分配慮しながら、確実に、そして早期に進めていきたい」と力を込めた。
JR東海は今後、早期に関係する市区町村単位で事業説明会を開催した後、中心線測量、用地説明、用地測量を行い、用地取得に入る。明確な着工時期は示していないものの、品川、名古屋の両ターミナル駅や、南アルプスや中央アルプスといった長大山岳トンネルなど10年以上の工期が必要な工事や、用地買収が不要な品川や名古屋の大深度地下利用のトンネルの準備工事などを先行して進める模様だ。設計や測量などの完了を待って、15年の着工が見込まれる。
0 コメント :
コメントを投稿