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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2013/02/28

【コンペ】最優秀に「BRICK STAND」 青山自転車会議の駐輪デザインコンペ

東京・青山における自転車環境をデザインの力でより良いものにしていくために有志が結成した青山自転車会議が実施したデザインコンペ「Bicycle Street Design Compettition Aoyama(BDA)―魅せる駐輪が街を変える」の結果が発表された。最優秀賞には、車止めのようなコンクリートの塊に空隙をつくりことで、自転車の前輪を挟んで駐輪できるようにしたラック「BRICK STAND」(早川和彦氏)が選ばれた。

【職人通信】社会保険未加入対策で千葉県WGが初会合

千葉県や県内建設関連団体、厚生労働省、国土交通省などで構成する、関東地方社会保険未加入対策推進協議会千葉県ワーキンググループ(WG、事務局・千葉県県土整備部建設・不動産業課)は27日、千葉市中央区の千葉県庁で第1回会議を開いた=写真。

【風発】基礎の重さは5400㌧! 日本初の着床式洋上風力発電所が完成!

鹿島が千葉県銚子沖約3㎞の海上に建設を進めていた日本初の着床式洋上風力発電設備が完成した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、東京電力などの実証研究事業で、鹿島は観測タワーと洋上風車の建設、風車基礎の研究開発を担っている。今後約2年間、風の向きや強さと発電量の関係などの調査が進められ、鹿島は厳しい環境下で培った建設ノウハウを洋上風力発電事業に役立てていく。

2013/02/27

【超巨大】2450tの桁を4日間で110m送り出し 首都高のトラス橋YK13工区

首都高速道路会社は26日、建設中の横浜環状北線の中でも大規模構造物となるトラス橋「YK13工区(1)上部工事」の桁送り出し作業を公開した。国内最大支間のダブルデッキ単径間トラス橋で、橋長158mの道路橋工事となる。施工はIHIインフラシステム・駒井ハルテックJVが担当。

【現場最前線】“雪の新潟"にフラットな屋根 張弦梁構造の「新津総合体育館」

新潟市が秋葉区(旧新津市)に建設を進めている(仮称)新津総合体育館。脇を通る国道から、林立する鉄骨が目に飛び込んできたのが昨年、酷暑のころ。周辺の田園が白く様変わりしたいま、仮設足場のシート越しにうかがえる屋根形状はフラットで、“雪の新潟"のアリーナとしては珍しい。ことし7月の完成に向け作業が佳境を迎えている現場をのぞいた。

【竣工!】“五代目"歌舞伎座がお目見え 「GINZA KABUKIZA」

東京・東銀座で、1889年の初代歌舞伎座誕生から約125年を経て、“五代目"となる新しい歌舞伎座がお目見えした。オフィスビルと融合した「GINZA KABUKIZA」として26日、清水建設の施工で竣工した。

2013/02/26

【建築】旧唐津銀行本店などBELCA賞10件が決定 

旧唐津銀行本店
ロングライフビル推進協会(BELCA、山内隆司会長)は、第22回BELCA賞の受賞者を決めた。ロングライフ部門は4件、ベストリフォーム部門は6件が受賞した。選考委員長の内田祥哉東大名誉教授は「名実ともに建築寿命を延ばすための新たな技術が次々と開発され、定着しつつあることが実感される」と講評している。表彰式は5月15日に東京都中央区のロイヤルパークホテルで開く。

【事業コンペ】姫路市の「キャスティ21コアゾーン」 最優秀にマルイトら

(仮称)ホテルモントレ姫路
兵庫県姫路市は25日、キャスティ21コアゾーン開発事業コンペの選定結果を公表した。Aブロックはマルイトグループ(構成員=モントレ、アロア、ラムコーポレーション)、Bブロックは山陽企業、Cブロックは神戸滋慶学園がそれぞれ最優秀提案者となった。マルイトグループは都市型ホテル、山陽企業は商業複合施設、神戸滋慶学園は専門学校と保育施設の整備を提案している。4月以降に土地売買契約を結ぶ。

【再開発】京成曳舟駅前東第三再開発の施工者が戸田に決まる

東京都墨田区の京成曳舟駅前東第三地区市街地再開発組合は同地区第一種市街地再開発事業施設建築物建設工事を指名3社で入札し、施工者を戸田建設に決めた。3月中旬にも着工し、2015年3月の完成を目指す。

2013/02/25

【国交省】国際政策推進本部が初会合/アジア版ニューディールを


国土交通省は22日、国際政策推進本部(本部長・太田昭宏国交相)の初会合を開いた=写真。インフラ海外展開推進のための有識者懇談会がまとめた「これからのインフラ・システム輸出戦略」をもとに、現状を整理した上で、今後の進め方を探る。同本部は鶴保庸介、梶山弘志両副大臣を始め、国交省幹部らで構成する。

【新製品】光制御で生体リズム安定化/病院向けにLED新照明

左から朝~昼~夕方を光色調整

 戸田建設、村田製作所、ウシオライティング(本社・東京都中央区、吉川隆雅社長)の3社は、LED(発光ダイオード)の光で疑似的な昼夜変化を入院患者に与える次世代病院向けの照明システムを共同開発し、実証実験を開始した。単調な入院生活で弱りがちな生体リズム(サーカディアンリズム)を維持し、生活サイクルを安定化させることで、人間が本来持つ治癒力を高めるのが狙い。戸田建設では、病院受注に向けた他社との差別化技術として、設計施工案件やリニューアル案件で積極的に提案していく。

【インタビュー】清水建設から明治大学ラグビー部監督に就任した丹羽政彦さん


民間建築の営業マンとして活躍していた清水建設を休職し、明治大学にラグビー部の監督として出向した。週末だけ監督などを務める社員はこれまでもいたが、休職して出向するのは同社でも初めてのケースだ。明大から監督就任のオファーが来た際、「果たして自分にやれるのか。やっていいのか」と葛藤(かっとう)があったものの、トライすることにした。明大ラグビー部時代に同期だった吉田義人前監督からバトンを手渡された。

2013/02/24

【現場最前線】巨大アーチで支える校舎! 本郷学園2号館建替え

東京・巣鴨で創立90周年を迎えた本郷学園。6棟の校舎群のうち、2号館と言われる校舎は、設計・施工を担当する鹿島によって、現在建て替え中だ。グラウンドに隣接する1300㎡の敷地は大きく掘り下げられ、約1万5700m3もの巨大な空間が姿を現した。ここに地下大講堂を備える予定。しかも地下空間は無柱で、プレストレストコンクリート(PC)梁とその上に構築する巨大コンクリートアーチが建物の構造を支える。地下部分の工事が最盛期を迎えた現場を訪ねた。

2013/02/23

【建築】「Daylight House」でJIA新人賞受賞の保坂猛氏に聞く

Daylight House (写真:ナカサ&パートナーズ)
天井から自然光が降り注ぐ住宅「Daylight House」で第24回JIA新人賞を受賞した保坂猛氏(保坂猛建築都市設計事務所)は、「建築を始めた学生のころから知っていた賞。自分が受賞できるとは夢にも思っていなかった」と喜びを表現する。

【新工法】清水建設が千葉の送水管工事で矩形シールドを初適用

清水建設は、千葉県茂原市・長生村の送水管工事現場で矩形断面の「パドル・シールド工法」を初適用した。丸型トンネルに比べ内空断面を有効活用でき、メンテナンスなどの作業もしやすいことから矩形の採用に至った。25日から掘削を開始し、本掘進では1日5mのスピードでトンネルを構築していく。

2013/02/22

【加賀屋】和倉温泉・加賀屋の女将が明かす「おもてなしの心の極意」


国際観光施設協会が、東京都千代田区のNSRIホールで新情報発信グループ第9回研究会を開き、日本一と評される和倉温泉加賀屋の女将・小田真弓さん=写真=を講師に迎え、おもてなしの心、極意を学んだ。日本文化に対する世界からの注目度や人材育成のあり方のほか、施設づくりのポイントとして、水回り、におい、掃除のしやすさ、換気を挙げた。

【現場最前線】東鉄工業が大崎駅で山手線ホーム柵を設置!

ホーム柵が完成した大崎駅ホーム
大崎駅(東京都品川区)の山手線ホームへの可動式ホーム柵設置に伴い、東鉄工業が施工してきた乗降場改良工事が完了した。ホームの補強などを行う土木工事で、作業時間が終電後の2時間半程度に限られる中、延べ約2400人の従事員を投入し、16日に無事竣工を迎えた。

2013/02/21

【起工】赤プリ跡地とりそな・マルハビル 大型2事業が本格始動

赤プリ跡地に建設される紀尾井町計画
東京都心部で都内有数のビッグプロジェクトが本格始動した。東京都千代田区の旧グランドプリンスホテル赤坂跡地を開発する「(仮称)紀尾井町計画」と、同区大手町のりそな・マルハビル跡地に建設する「(仮称)大手町1-1計画A棟」新築工事だ。ともに20日、起工神事が行われ、工事が本格化した。完成すれば都心部の国際的業務機能を強化するとともに、緑豊かなコミュニティー空間を創出する。

【専門工事】成豊建設が「豊後土工の誇り」を冊子化!

21日に創立50周年を迎える成豊建設(本社・東京都渋谷区、野崎正和社長)は、50周年記念一環として、創立50年史『豊後土工の誇り脈々と“成豊魂"』を作成した。

2013/02/20

【CRE】ハンドブックで不動産管理支援 JFMAに「CRE研究部会」が発足

日本ファシリティマネジメント協会(会長・坂本春夫横浜銀行取締役)に、新たな研究部会「CREマネジメント研究部会」が誕生した。企業が事業のために保有している不動産をCRE(コーポレート・リアルエステート)と呼ぶが、この体系的マネジメント手法を研究するのが狙いだ。部会長に就任した板谷敏正プロパティデータバンク社長は「企業はもっと、自社が保有・賃借している不動産について向き合うべきだ」と強調する。

【注水電池】水を入れるだけで光る! マグネシウム発電「アクモキャンドル」

建設資材の製造・販売を手掛けるTSC(埼玉県川口市、鈴木進社長)は、マグネシウム電池事業に特化した別会社「アクモホールディングス」を設立、注水するとマグネシウム電池が発電しLED(発光ダイオード)が点灯する簡易照明器「アクモキャンドル」の海外での製造・販売に向けて準備を進めている。発展途上国の未電化地域では依然として「ろうそく」が使われている現状があり、簡易な操作性と長時間にわたり灯し続ける特性を生かし、新たな光源として普及させたい考えだ。

【国史跡】千代田区が「常磐橋」を修復へ 13年度中に解体着手

東京都千代田区は、常磐橋公園内の史跡常磐橋門跡の一部である常磐橋=写真=について、経年劣化と東日本大震災による変形が進行したことから修復工事を行う。2013、14年度にかけて文化財として専門的な調査を進めながら、13年度中に石橋の解体工事に着工、14年度中に復旧工事に着手する。2013年度予算案には解体工事費などとして3億0300万円を計上した。

2013/02/19

【技術】日本道路のアメニウレタン/中国地方でも採用


日本道路が、寒冷地の路面凍結抑制工法として展開している「アメニウレタン」の適用エリアが広がっている。これまで東北地方での採用実績が多かったが、2月に竣工した松江市発注の「中海大橋舗装改良工事」(元請け施工者=松江土建)に使われ、中国地方で初適用となった。

【書籍】『Architecture.Possible here?“Home―for―All” ここに、建築は、可能か』



 個性もキャリアも設計作法も異なる若手建築家、乾久美子、藤本壮介、平田晃久の3氏が伊東豊雄氏の呼び掛けで集まり、設計した岩手県陸前高田市の「みんなの家」。第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では金獅子賞を受賞するなど、世界的な評価を得た。

【賃金】日建協が13年交渉の取組み方針決定/賃金向上、一時金昨年以上


日本建設産業職員労働組合協議会は18日、2013年賃金交渉の基本構想を発表した。組合員の生活安定のため、月例賃金の維持・向上と同時に、生活給である一時金の昨年実績以上の水準を目指し、計画的に取り組む方針を打ち出している。学卒年齢22歳総合職の初任給は、引き続き21万円以上を求めていく。統一的な取り組みのスケジュールとして、要求提出日を3月21日、指定回答日は4月4日に設定した。

2013/02/18

【隈研吾】隈氏と照明デザインの石井さんが握手! 歌舞伎座ライトアップ

4月2日に新開場する新しい歌舞伎座の外観ライトアップの試験点灯が14日に行われた。照明デザイナーの石井幹子さん、石井リーサ明理さん母娘が照明デザインを担当、最新の投光器を使用して100mを超えるタワーから降り注ぐ柔らなかな白い光が月明かりのように日本建築の大屋根に降りそそぎ、新しい歌舞伎座の未来を照らす。

【計器の博物館】アズビルが藤沢に「山武記念館」を開館

アズビルは、神奈川県藤沢市に「山武記念館」を開設した。1906年に創業したアズビルの製品歴史、資料を展示する記念館で、「藤沢テクノセンター」の中にオープンした。

【原発】3月末めどに放出設備設置を完了 福島第一の中長期ロードマップ

昨年6月時点での4号機原子炉建屋(撮影:東京電力)
経済産業省は、東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップの進捗状況を公表した。冷却計画については、原子炉の2号機について、水素リスクを低減する窒素封入のための機器を今後製作し、3月から現場設置工事に入る。

2013/02/17

【企業】施主も足を運ぶYKKAPのプレゼンスペース「AZ5」

4月に開設10周年を迎えるYKKAPのプレゼンテーションスペース「AZ5」(東京都文京区)には、ゼネコンや建築設計事務所などに加え、ディベロッパーなど施主サイドも足を運ぶ。「実はここで把握したプロの声を商品づくりに反映している」とはAZ5の責任者を務める商品企画部商品情報企画室ビルグループの伊藤志乃ぶグループ長。同社のプレゼン件数は、年間200件にも達する。

2013/02/16

【現場最前線】高いハードル越え水害と闘う 東京都の古川地下調節池

古川地下調節池のシールド切羽(東京都建設局第一建設事務所提供)
都心のど真ん中とも言える東京都港区・麻布十番周辺が水害頻発個所であることは一般的にもあまり知られていない。しかし、近年では2004年10月の台風で地下鉄南北線・麻布十番駅地下ホームが冠水。首都圏の公共交通に大きな影響をもたらすなど、この地域は過去に幾度も台風や大雨による水害に見舞われている。いま、ここでは水害から地域を守るビッグプロジェクトが進行している。都建設局が整備を進める「古川地下調節池」だ。都市土木特有のハードルを乗り越えながら水害と闘う同事業を追った。

【素材NOW】リニア、整備新幹線で需要注目 吹付けコンクリート「急結剤」

山岳トンネルのNATM施工で掘削断面の支保部材として欠かせない吹付けコンクリート。その性能を十分に発揮する上で吹付け後のコンクリート凝結を早める「急結剤」の存在がある。国内ではリニア中央新幹線や整備新幹線など大規模な山岳トンネルプロジェクトが控えており、NATMの採用拡大に合わせ、急結剤の需要も上向きに転じる可能性がある。2013年に入り、国内メーカーの動きにも慌ただしさが出てきた。

2013/02/15

【コンペ】最優秀は岩瀬さん 大阪府の木津川遊歩空間デザインコンペ

大阪府は、木津川遊歩空間アイデアデザインコンペの最優秀アイデア提案を、岩瀬諒子さん(東京都)の「だんだんばたけでハマベをつくる-立売堀のマーケットプレイス-」に決めた。同案は「浜」をキーワードに、水辺が豊かな交歓の場であった大阪の歴史性を踏まえつつ、当該地の気候・気象条件も丁寧に分析、それらを柔らかいデザインに結実させた点が高く評価された。

【緻密】卒業制作で驚きの鉄筋施工模型 ものつくり大学の塚越さん

インターンシップで2012年7月から8月の1カ月半、矢島鉄筋工業(東京都墨田区、館岡正一社長)で鉄筋工事を経験した、ものつくり大学技能工芸学部建設学科の塚越健斗さん。卒業制作として、驚きの緻密さでビルディングの鉄筋施工模型を制作した=写真。

【誕生】『安藤ハザマ』ブランド確立へ 安藤建設とハザマ4月に合併

安藤建設とハザマは14日、4月1日に発足する合併新会社「安藤・間」の3カ年中期経営計画(2014年3月期-16年3月期)を発表した。「『安藤ハザマ』ブランドを確立し、強い経営基盤と高い収益力をもつ、存在感の高い企業を目指す」との中期企業ビジョンを制定。最終年度の目標数値には、建設受注高3000億円、売上高3100億円(連結3300億円)、経常利益60億円(同65億円)を掲げた。

2013/02/14

【建築】子どもたちの笑顔がうれしい 日本建築大賞の陶器浩一氏に聞く

東日本大震災発災後の2011年10月に、被災地の宮城県気仙沼市本吉町に建設された「竹の会所」が日本建築家協会(JIA)の12年度日本建築大賞を受賞した。審査員を務めた三宅理一氏は「このような建築がJIAで出てきたことはなかった。新しい境地を開くものだ」と評価。陶器浩一滋賀県立大学教授は受賞の感想を、「雨風をしのげない建築が大賞をもらっていいのか恐縮している。実感がわかない」と語る。

【建築】職人が現場で自律パターン生成 池田靖史氏の「大和館観山閣」

コンピューターによる演算を利用して、アルゴリズムやパラメーターで自律的に設計するコンピューテイショナル・デザイン。建築家の池田靖史氏は、この分野で多くの先進的手法を実践してきた。日ごろは慶應大大学院の政策・メディア研究科で学生に教鞭をとっている池田氏が中国・遼寧省にある和風温泉リゾートの設計にまったく新しいデザイン手法を実践した。ローカルの職人の仕事とコンピューテイショナル・デザインを融合させた建築を紹介する。

【実録】社長交代の戸田建設 井上社長と今井次期社長の一問一答


 6月下旬に退任する戸田建設の井上舜三社長、社長に就任する今井雅則常務執行役員大阪支店長は12日、同社本社で会見した。要旨は次のとおり。

2013/02/13

【現場の逸品】作業着専用洗剤! 頑固な汚れをさっぱり洗浄

洗剤メーカーのNSファーファ・ジャパン(東京都墨田区)は、頑固な油汚れや泥汚れ用に開発した衣料用洗剤『作業着専用洗い』を大幅リニューアルし、プロ仕様洗剤として『WORKERS(ワーカーズ)作業着専用洗い』を3月21日に販売する。

【プロジェクト】ミツカンが本社地区を再整備 設計は石本ら

ミツカングループ(愛知県半田市)は、研究棟など3施設の新築や本社建物を改修する「本社地区再整備プロジェクト」を推進している。規模は、改修する本社棟がS、RC造12階建て延べ9189㎡のほか、新研究棟はRC造6階建て延べ約6600㎡、新中間実験棟が同造平屋建て約1860㎡、新企業情報発信施設が同造2階建て延べ約5320㎡を想定している。設計は本社棟改修を石本建築事務所、新研究棟と中間実験棟、新企業情報発信施設の3施設はNTTファシリティーズが担当している。

【建築】妹島和世設計のイメージを公開! 小平市の仲町公民館・図書館

東京都小平市は、妹島和世建築設計事務所が設計・監理を担当する市立仲町公民館・仲町図書館のイメージ図を公表した。建物と緑と人々の活動が混ざり合う公園のような施設とし、周辺地域の緑と溶け込んだ地域のシンボルとなる施設を目指す。

2013/02/12

【生活の原点】日本の民家の歴史が解る展覧会 東京・汐留で二川幸夫展

建築写真家にとどまらず、編集、出版までを幅広く手掛け、建築を表現してきた二川幸夫氏の展覧会「日本の民家一九五五年-二川幸夫・建築写真の原点」が、東京都港区のパナソニック汐留ミュージアムで開かれている。高度経済成長が始まろうとする時期の民家の写真を通して、日本人が美しくも厳しい自然とともに生活していたことを思い出させる。同時に、直感を頼りに自らの足と目で被写体を追い求める二川氏の生き様が写し出されている。

【急募!】3月6日まで熊本県が災害復旧の「任期付き職員」募集

昨年7月に起きた豪雨災害
熊本県は、2012年7月の九州北部豪雨災害による広域的な大水害からの早期復旧・復興に向け、必要な組織体制を確保するため、任期付き職員(総合土木)を募集する。募集期間は3月6日まで。試験案内・申込書は県庁、各地域振興局のほか、東京、大阪、福岡の各事務所などで配布する。問い合わせは総務人事課人事班。

【職人通信】熟練工12人に栄誉 大阪府が優秀建設施工者府知事表彰

優秀熟練工12人を表彰
大阪府は7日、府庁本館正庁の間で2012年度優秀建設施工者大阪府知事表彰式を開き、建設産業の構造改善の意識高揚に功績のあった優秀熟練工12人を表彰した。

【記者座談会】「建築とは何か」問うJIA大賞を振り返る!

第8回日本建築大賞の『竹の会所』
A 日本建築家協会(JIA)の第8回日本建築大賞が『竹の会所』に決まった。これまでの受賞作に比べると、ずいぶん変わった建築にみえるけど。
B 設計者であり施主でもある陶器浩一滋賀県立大教授が、東日本大震災で津波被害を受けた宮城県気仙沼市本吉町につくった集会所だ。学生が地域の人と一緒に、地域に自生する竹を構造体に使って実現した。既存の建築生産システムには乗らない、大げさにいえばかかわる人の思いでつくり上げた施設といえる。

2013/02/11

【姉妹駅】NYのグランドセントラルと東京駅で締結 JR東日本

姉妹駅となる両駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東京駅とニューヨーク・グランドセントラル駅の姉妹駅の締結式を3月19日にニューヨークの同駅構内で開くと発表した。
 グランドセントラル駅は、ことし2月1日に駅舎誕生から100年を迎えた。東京駅も来年12月20日には100周年を迎える。

【復興版】仮設住宅でペットとの共棲探る 田村工学院大准教授が研究中

仮設住宅でペットとともに暮らすためには何が必要か--。工学院大学建築学部の田村雅紀准教授は、東日本大震災で多くのペットが仮設住宅に同居することが困難だったことを踏まえ、ペットと共棲(きょうせい)できる仮設住宅に必要な考え方、機能を研究している。仮設住宅の類型化、共棲住宅向け建材の開発など環境づくりを通じて、心の豊かさを含めたQOL(生活の質)向上につなげることが狙いだ。

【コンペ】ガラスをテーマにした空間デザイン 日本電気硝子3月1日から募集

昨年の最優秀賞『傘の回廊』冨永美保(横浜国立大学大学院)
日本電気硝子は、第20回空間デザイン・コンペティションの作品応募受付を3月1日から始める。「ガラスは見えるか見えないか」をテーマとする提案部門と、同社製品を使った作品例部門の2部門で、8月2日まで登録申し込みを受け付ける。作品応募は同23日まで。

2013/02/10

【現場の逸品】狭い場所の点検ロボ 大和ハウス工業が「モーグル」開発

狭い、暗い、動きにくい空間を隅々まで点検--。大和ハウス工業が開発した狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」は、住宅の床下だけでなく、空調ダクトや共同溝、橋梁のキャットウォークなど、人が直接入り込むのが困難な場所の点検作業で力を発揮する。

【ゼネコン】200号を突破! 竹中工務店の季刊誌『approach』

竹中工務店が1964年から発行している季刊誌『approach』の200号を記念するシンポジウムが、東京都江東区の東陽町インテスで開かれた。
 建築家の内藤廣氏、編集工学研究所所長の松岡正剛氏、武蔵野美術大学教授の森山明子氏が「企業誌の果たす役割、そしてメディアの未来」をテーマに、approachのスタンス、建築とメディアの関係、デザインの持つ力まで話を広げた=写真。

2013/02/09

【建築】古民家再生で被災地復興 ア・シード建築設計の米倉建築

東日本大震災の被災地に近い栃木県佐野市にある山田邸の改修工事の設計に当たり、ア・シード建築設計(埼玉県川口市)の並木秀浩代表は「建築における再生デザインの可能性を示すことで、壊れてしまった町に住み、明日に対して不安を抱く被災地の人たちの元気を取り戻したい」というメッセージを込めたという。築後100年を超え、土台が傾いた古民家の歴史性を継承し面影を残しながら「いま」を生きる形に再生し、住む人に新たなやりがいをもたらすことで、復興のイメージと重ね合わせた。