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河村代表によると、3次元レーザースキャナーの世界の市場は、2017年に約2300億円に達する見込み。これは、小型機の登場による影響が大きいという。今フォーラムでは、既にスキャナーのハードだけではなく、点群データを取得した後の活用段階のソフトの出展が目立った。
一方、一般消費者向けの小型カメラの高解像度化に伴い、写真計測技術の効果が見直されている。これを象徴して、今回は、新たに写真計測学会(近津博文会長)との共同開催も実現した。近津会長(東京電機大)は、「デジタルカメラで精密な写真測量が可能でありUAVとの併用で実用化がさらに進む」とみる。
UAVそのものの可能性について、ミニサーベイヤーコンソーシアムの野波健蔵会長は「自律ロボット技術の進化に伴い有用性が明らかになっていく」と指摘する。フォーラムの特別セッションでは、福島県上空で放射線量を計測した事例や、バッテリー自動交換装置などの研究開発状況を紹介した。
UAVという名称で一般的に紹介されているのは回転翼型。フォーラムでも無人ヘリの出展が目立つ中、ニコン・トリンブルの無人機航空写真測量システム「Trimble UX5」が異彩を放った。固定翼の飛行機に、ミラーレス一眼レフカメラを搭載し、タブレット端末上で管理するフライトプランを基に、オートパイロットで写真計測する。
ファローの3次元スキャナーを搭載したUAV |
熱気につつまれた会場 |
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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