大丸心斎橋本店(photo:Kirakirameister) |
大阪市中央区心斎橋1丁目に位置する同本館は、1922年から25年にかけて心斎橋筋に面する東側部分(1、2期)が建設され、さらに31年から33年にかけて御堂筋に面する西側(3、4期)が増築された。設計は米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ率いるヴォーリズ建築事務所。構造計画は内藤多仲、施工は竹中工務店。
今回、要望書に添えて提出した「大丸心斎橋店本館についての見解」では、「1920年代から30年代にかけて日本の大都市に出現した百貨店建築として、その典型的存在であり、また、日本の近代建築史上に大きな影響力を持った米国人建築家ヴォーリズの代表作品として位置付けられ、そして、日本を代表する商都大阪のランドマークとなる建物としてきわめて貴重な存在」との評価を与えている。
また、同学会が全国の主要近代建築を収録した『日本近代建築総覧』(80年)に掲載されているほか、近代建築に関する国際組織であるDOCOMOMOの日本支部DOCOMOMO Japanによって重要建築100選の1つにも選定されている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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