日本建築学会は8日、東京都港区の建築会館で「第4回子どものまち・いえワークショップ提案コンペ」の公開審査会を開いた。5大学10組の学生チームが参加し、都市や住宅をテーマとする子ども参加型のワークショップ(WS)プログラムを提案した。最優秀提案は今秋にも実際のWSとして実施する予定だ。写真は早大佐藤将之研究室チーム。前列中央が代表の小山田さん。
審査委員長を務めた古谷誠章早大教授は各グループの発表を踏まえ「いずれも高いレベルで拮抗していた」と総評した上で「選ばれなかった提案は必ず次の種になる。それをブラッシュアップして次のコンペにぶつけてほしい」と期待を込めた。
最優秀賞を受賞した早大佐藤将之研究室チームの「サファリタウン まちの中の動物を探して巨大マップをつくろう」は埼玉県所沢市のベッドタウン小手指駅周辺を舞台に、街歩きをしながら動物に似た建築や都市の一部を探すプログラムを提案した。
審査に当たっては実現可能性を中心に議論が交わされたが「子どもたちが見つけたものが街の新しい魅力になるのは面白いのではないか」(古谷審査委員長)など街の新たな魅力発見の手法として高い評価を受け、最優秀提案に選ばれた。
代表の早大人間科学部3年生の小山田悠加さんは「子どもの作業を単純化し、楽しみながら学びが得られるよう意識してプログラムを検討した。これを機会に私たちも子どもと一緒に街を再発見し、新しい学びを得て自分自身も成長できるよう努力していきたい」と意気込みを語った。
主催した同学会子ども教育事業部部会長の伊藤泰彦武蔵野大教授は「今回のコンペはゴールではなく、建築のもつ教育力について考えるスタートでもある。もし最優秀賞を逃したとしても、それを忘れずに活動してほしい」と参加者を激励した。
優秀賞を受賞した作品は次のとおり。
▽けんちく図面が伝える世界(武蔵野大)▽トリトン村を救え!~奪われた村の紋章~(日大)▽さらさらアート(共立女子大)▽あかりさがし(同)。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
審査委員長を務めた古谷誠章早大教授は各グループの発表を踏まえ「いずれも高いレベルで拮抗していた」と総評した上で「選ばれなかった提案は必ず次の種になる。それをブラッシュアップして次のコンペにぶつけてほしい」と期待を込めた。
最優秀賞を受賞した早大佐藤将之研究室チームの「サファリタウン まちの中の動物を探して巨大マップをつくろう」は埼玉県所沢市のベッドタウン小手指駅周辺を舞台に、街歩きをしながら動物に似た建築や都市の一部を探すプログラムを提案した。
審査に当たっては実現可能性を中心に議論が交わされたが「子どもたちが見つけたものが街の新しい魅力になるのは面白いのではないか」(古谷審査委員長)など街の新たな魅力発見の手法として高い評価を受け、最優秀提案に選ばれた。
代表の早大人間科学部3年生の小山田悠加さんは「子どもの作業を単純化し、楽しみながら学びが得られるよう意識してプログラムを検討した。これを機会に私たちも子どもと一緒に街を再発見し、新しい学びを得て自分自身も成長できるよう努力していきたい」と意気込みを語った。
主催した同学会子ども教育事業部部会長の伊藤泰彦武蔵野大教授は「今回のコンペはゴールではなく、建築のもつ教育力について考えるスタートでもある。もし最優秀賞を逃したとしても、それを忘れずに活動してほしい」と参加者を激励した。
優秀賞を受賞した作品は次のとおり。
▽けんちく図面が伝える世界(武蔵野大)▽トリトン村を救え!~奪われた村の紋章~(日大)▽さらさらアート(共立女子大)▽あかりさがし(同)。
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