建築カフェ『ル・カフェ・ダコテ』店内で、建築家の菊池佳晴さん |
【執筆者から: 建築家との家づくりを望む施主の中には、敷居の高さを感じる人もいる。事務所・カフェともに開放的な全面ガラスで、中の動きが見える。一度のぞいてみてはいかがだろう】
山形市にある東北芸工大卒業後、羽田設計事務所に約9年間勤務し、ふるさとの仙台市に戻り、都市建築設計集団/UAPPを経て、震災後の2011年4月に独立。「心地良かったり、楽しく感じられる豊かな場所を必ずつくる」ことにこだわって設計活動を展開しており、家の中で家族写真を撮るような雰囲気を持つ『STEP PHOTO STUDIO』は13年度グッドデザイン賞を受賞した。
フランス語で「隣りのカフェ」という意味を持つ建築カフェは当初、「打ち合わせの場所くらいに考えていた」という。店内には模型や建築雑誌が並ぶ中、大学の同級生だったという左官職人が手掛けたという作品が目を引く。忙しい合間を縫いながら“楽建”というレクチャーも開催。「ものづくりに携わる人たちがつながる場所にしていきたい」と穏やかに語る。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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